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米財政赤字、19年度当初8カ月で7386億ドルに拡大-前年度比38.8%増

  • トランプ大統領は関税賦課で歳入増と主張も赤字拡大歯止めかからず
  • 19年度当初8カ月の歳出は9.3%の大幅増、歳入は2.3%増にとどまる

米財務省が12日に発表した2019会計年度(18年10月-19年9月)の当初8カ月の財政収支は、計7386億ドル(約80兆円)の赤字となり、赤字幅は前年度同期に比べ2060億ドル(38.8%)増えた。トランプ大統領は中国などからの輸入品への関税賦課が歳入増につながると主張しているが、赤字拡大に歯止めがかかる状況にはない。

  5月までの19年度当初8カ月の歳入は合計で前年度同期比2.3%増にとどまったのに対し、歳出はこれを大幅に上回る同9.3%の伸びとなった。5月単月の財政収支は2078億ドルの赤字で、赤字幅は前年同月比41.5%増えた。ブルームバーグが調査したエコノミストの予想は2025億ドルの赤字だった。

U.S. Treasury Secretary Steven Mnuchin Interview

米財務省

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  5月単月の関税収入は49億ドルで、この結果19年度当初8カ月の同収入は計449億ドルと、前年度同期の約2倍に増えた。しかし、10年間で総額1兆5000億ドル規模の減税や歳出拡大で赤字は膨らみ続けており、議会予算局(CBO)の試算では、19年度全体の財政収支は8970億ドルの赤字と、前年度実績の7790億ドルの赤字から増える見通し。

原題:U.S. Budget Gap Balloons to $739 Billion Despite Tariff Revenue(抜粋)

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