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J&Jとコルゲートに計10億円賠償義務と陪審認定-パウダー製品訴訟

  • パウダー製品が中皮腫引き起こしたと加州地裁の陪審が結論
  • 「ベビーパウダー」訴訟でのJ&J敗訴は11件目
Pharmaceutical Company Johnson & Johnson To Pay 4.6 Billion Dollars To 22 Women Over Baby Powder Ovarian Cancer Lawsuit
Photographer: Justin Sullivan/Getty Images North America
Pharmaceutical Company Johnson & Johnson To Pay 4.6 Billion Dollars To 22 Women Over Baby Powder Ovarian Cancer Lawsuit
Photographer: Justin Sullivan/Getty Images North America

タルク(滑石)原料のパウダー製品の使用が原因で中皮腫にかかったとして米カリフォルニア州在住の女性がジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)コルゲート・パルモリーブを相手取って起こした訴訟で、オークランドの州地裁陪審は12日、両社には合わせて約1000万ドル(約10億8500万円)の補償的損害賠償金を支払う義務があると認定した。

  ブルームバーグがまとめたデータによると、タルク原料のパウダーを巡る裁判が2016年に始まって以来、J&Jの敗訴は今回で11件目。

  陪審は、両社のボディーパウダー製品がパトリシア・シュミッツさん(61)の中皮腫を引き起こしたと結論付けた。中皮腫はアスベストが原因で発症するがん。元小学校教師のシュミッツさんは陪審に対し、乳児のころにJ&Jの「ベビーパウダー」、13歳の時からコルゲートの「カシミヤ・ブーケ」を長年にわたってシャワー後に使用していたと説明した。陪審は懲罰的損害賠償の請求については退けた。

  J&Jのパウダー製品が中皮腫や卵巣がんを引き起こしたとして提起された訴訟は1万4000件を超える。

  同社の広報担当、キム・モンタニーノ氏は、同社のベビーパウダーにはアスベストは含まれておらず、がんの原因ではないとして控訴する方針を示した。コルゲートの広報担当アリソン・クリマーマン氏にコメントを要請したが、現時点で返答はない。

原題:J&J, Colgate Ordered to Pay Almost $10 Million in Talc Case (2)(抜粋)

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