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安倍首相、イランと米国の関係修繕を模索-ロウハニ大統領と会談

  • 緊張緩和、衝突回避に向けできる限りの役割果たす-安倍首相
  • 原油輸入の日本、中東湾岸地域の安定を望む

安倍晋三首相は12日、イランのロウハニ大統領とテヘランで会談し、米国との衝突を是が非でも避けるよう訴えるとともに、中東を新たな混乱へ陥れる恐れのある緊張の緩和に向け自ら最善を尽くすことを約束した。

  イランによる核兵器開発阻止を目的とした2015年の合意から米国が脱退した後、米国がイランに対し発動した経済制裁が緩和される兆候がほとんど見えない中、安倍首相は日本の首相として約40年ぶりにイランを訪問した。

Abe Iran

安倍首相とロウハニ大統領(12日、テヘラン)

ソース:ゲッティイメージズによるAFP

  日本を含む一部の原油輸入国にイラン産原油の輸入継続を認める適用除外措置を米国が先月初旬に打ち切って以来、中東では緊張が高まっている。

  ロウハニ大統領はテレビ放送された安倍首相との共同記者発表で、日本はイランから原油の購入継続を望んでいると述べたが、米国の制裁下でそうすることが可能なのかどうかは明らかでない。

  安倍首相は日本の原油購入について触れなかったものの、世界経済にとって非常に重要な地域の緊張緩和に向けてイランは建設的な役割を果たすことが不可欠だと語った。

  安倍首相は「中東の平和と安定は世界全体の平和と安定にとっても不可欠。誰も戦争を望んでいない。緊張緩和に日本としてできる限りの役割を果たしたい」と発言。ここまでの道のりは長かったが、ここからの道は広く、美しい景色が控えていると確信している述べ、そのためには双方の努力が必要であり、大きな忍耐力が求められると語った。

  安倍首相とロウハニ大統領の会談は予定時間を大幅に超え、共同記者発表も1時間以上遅れた。両首脳の発言はかなり前向きなトーンだった。安倍首相はイラン滞在中、最高指導者のハメネイ師とも会談する。

Japan's PM Shinzo Abe Speaks at The Liberal Democratic Party's Annual Convention

安倍晋三首相

写真家:太田清/ブルームバーグ

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原題:With Trump Blessing, Japan’s Abe Seeks to Mend Iran Bridges (2)(抜粋)

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