コンテンツにスキップする
Photographer: Brendan Smialowski/Bloomberg

チューダーのジョーンズ氏、初回の利下げは近い-関税で全てが加速

  • 現在の環境は金利商品と金のロング、ある時点のドルショートに適す
  • 中国製品への追加関税、米国をリセッションに追いやる転機にも
The U.S. Federal Reserve building stands in Washington D.C.
Photographer: Brendan Smialowski/Bloomberg

トランプ米大統領が始めた中国との関税合戦が米連邦準備制度の利下げ可能性を高め、「初回利下げ」に向けたトレーディングの舞台を整えたと、富豪のマクロトレーダー、ポール・チューダー・ジョーンズ氏が述べた。

  チューダー・インベストメントを率いる同氏は12日ニューヨークでのイベントの前にインタビューに応じ、「われわれは恐らく、長い利上げサイクル後の最初の利下げの目前にある」と語った。

  急激で短期の利下げサイクルを見込むトレーダーの一員に加わった格好のジョーンズ氏(64)は、現在の環境は金利商品と金のロング、「ある時点でのドルのショートとある時点、少なくとも当初の株のロング」という標準的な教科書通りの取引に適していると論じた。

  同氏は昨年6月、米金融当局は2018年中に金利を大きく引き上げると予想。だが12月には、19年も引き締めを続ける可能性は低いとの見方を示していた。現在は利下げを見込んでいる。

ポール・チューダー・ジョーンズ氏が株式と米金融政策の見通しについて話す

Source: Bloomberg)

  今回のインタビューで、「19年中に最初の利下げがあるとは思わなかった。この関税戦争に突入しなければそれはなかっただろう。関税問題が全てを加速させた」と発言。「米国が中国からの輸入品約3000億ドル(約32兆5000億円)相当に関税を課すかどうかは、米国をリセッション(景気後退)に追いやる転機になるかどうかという意味で極めて重大になる。市場が考えているよりも、経済的に大きな影響があると思う」と述べた。

  関税は米金融当局が「最終的には向かったであろう方向への動きを早回しで進めた。世界的景気減速が長引く可能性は倍になったと思う」と語った。「長期的な結果がどうなるかは分からないが、その結果は多くの人が考えているよりもゆっくりと訪れるだろう」と付け加えた。
  
原題:Paul Tudor Jones Says It’s Time for First Rate Cut ‘101’ Trade(抜粋)
Paul Tudor Jones Says Buy Stocks on Prospect of Market Highs (2)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE