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ジョンソン前英外相、EU離脱への姿勢軟化-合意なし目指していない

  • EUと再交渉する方針、10月末の離脱実現が重要とも強調
  • 主張に早くも懐疑論、「極めて難しいか、不可能」-ハモンド財務相

英与党・保守党の次期党首を狙うジョンソン前外相は、合意なき欧州連合(EU)離脱を望んでいないと述べ、自らが首相として信頼に値すると主張した。ただ、合意の有無にかかからず10月末でEUを離脱することが重要だと強調した。

Boris Johnson Pitches for Leadership With Pledge of Brexit on Oct. 31

ジョンソン前外相(11日)

Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

  ジョンソン氏は12日、保守党党首選の選挙演説で、EU離脱に対してこれまでより姿勢を軟化させ、EUとの再交渉を目指すと発言。「分別のある、秩序立った離脱」を10月末までに実現できると確信していると、メイ首相と極めて似た言い回しを使った。

  EUは再交渉に応じない姿勢を明確にしており、「道のりは平たんではないかもしれない」とジョンソン氏は認めつつ、党首に就任すれば自ら率いるチームは「直後から全力で取り組み」、英国が必要としている新たな合意をEUから取り付けると訴えた。

  この主張に対して、早くも懐疑的な声が上がっている。ハモンド財務相はブルームバーグ主催の会合で、EUを10月末で離脱するのは「極めて難しいか、不可能」だと指摘。「議会内の勢力図は全く同じで、EUの姿勢も全く変わっていない」とし、EUはいったん合意した離脱協定の再交渉に応じない公算が大きく、議会が合意なきEU離脱を許さない姿勢も変わらないと語った。

  一方、欧州委員会も「望ましくない」合意なき離脱に対する備えはできていると、あらためて表明した。

  
原題:Boris Johnson Says He Doesn’t Want No-Deal: Brexit Update(抜粋)

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