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人民元の弱気派に警戒信号、中国当局が元下支えに動くーG20控え

  • 11日に人民元は上昇、人民銀は12日も中心レートを元高方向に設定
  • G20が大きな動きを引き起こすとトレーダーは警戒か

中国人民銀行(中央銀行)は人民元の弱気派に対し、特に今月末に20カ国・地域(G20)首脳会議(大阪サミット)を控える中では、短期的な下落が確実ではないとの姿勢を明確にしている。

  人民銀は12日、元の中心レートを市場ウォッチャーの予想よりも元高方向に設定。予想を上回る元高方向への設定は10営業日連続と、昨年9月以降で最長となった。人民銀はまた、今月中に香港で手形を発行する計画も今週に入って発表。これによりオフショアレートが下支えされる見通しだ。

  これを受け、人民元は11日に2カ月ぶりの大幅高となった。12日は現地時間午後0時43分(日本時間同1時43分)現在、0.06%安の1ドル=6.9156元。

People's Bank of China Governor Yi Gang Exclusive Interview

易綱総裁

写真家:Qilai Shen / Bloomberg

  人民銀の易綱総裁は先週、人民元に関して具体的にどの水準が重要ということはないとの見解を示したが、当局の行動は、元安への一方向の賭けを回避したいことをアナリストに対して示唆している。元相場は世界的な金融危機以降、1ドル=7元を超える元安水準になったことはない。

  オフショア人民元の3週間物インプライドボラティリティー(予想変動率、IV)は11日、約1カ月ぶりの大幅上昇となった。これはG20が大きな動きを引き起こすとトレーダーが警戒していることを示唆している可能性がある。

USD/CNH 3-week volatility jumps as G20 approaches

原題:China Sends Warning Signal to Yuan Bears Before G20 Meeting (2)(抜粋)

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