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経営トップ再任に「No」ー不正に揺れる日産、野村の議案に米社反対

  • 株主側の姿勢の変化を助言会社が反映-アナリスト
  • 不正見落とした日産西川氏は再任されるべきでない-グラスルイス
野村ホールディングスの永井浩二最高経営責任者(CEO

野村ホールディングスの永井浩二最高経営責任者(CEO

Photographer: Toru Hanai/Bloomberg
野村ホールディングスの永井浩二最高経営責任者(CEO
Photographer: Toru Hanai/Bloomberg

6月末の年次株主総会を控え、議決権行使助言会社による経営トップ再任について反対を推奨する動きが相次いでいる。社内の不正な行いに対する監督責任を問題視し再任議案への支持を控えるよう顧客の投資家に勧めている。

  米インスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)は日産自動車の年次株主総会で、西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)と永井素夫監査役の取締役選任に反対することを投資家に推奨。

  カルロス・ゴーン元会長とグレッグ・ケリー前代表取締役が2人だけで有価証券報告書への過少記載を行ったとは信じがたく、積極的に支援したか見て見ぬふりをしたかは別にして、他の社内関係者の関わりなしには実行できないと指摘。同社が新たな経営体制に移行するする必要があると強調した。

  取締役在任期間が14年に及びゴーン氏との関係が近かった西川社長と、新任候補ではあるものの2014年から同社の社外監査役を務める永井氏は選任されるべきではないとの見解を示した。西川氏の再任を巡っては米グラス・ルイスも反対するよう表明。不正行為を見落とした西川氏が選任されるべきではないとの見解を示した。

  ISSは野村ホールディングスの永井浩二最高経営責任者(CEO)の取締役再任への反対も推奨。過去10年間で2回情報漏えいによって行政処分を受けた責任を取るべきだと訴えた。古賀信行取締役会長と社外取締役の園マリ氏の再任についても支持を控えるよう勧めている。
  
  ジェフリーズ証券のアナリスト、ズへール・カーン氏は、経営トップ選任の議案に対する反対推奨が相次ぐ背景には、企業に対して積極的に物を言うようになるなど株主の姿勢が変わり始めていることがあり、助言会社もそういった動きを反映していると指摘した。

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