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アックマン氏、ユナイテッド・テクによるレイセオン買収に反対姿勢

  • アックマン氏がユナイテッド・テクのヘイズCEOにメール
  • ユナイテッド・テクの既存の航空宇宙事業の質を低下させると警告

アクティビスト(物言う投資家)のビル・アックマン氏は米ユナイテッド・テクノロジーズに対し、同社によるレイセオン買収計画は戦略的視点に欠けるとして計画の撤回を呼び掛け、反対していく姿勢を示した。

  買収合意の可能性を伝える報道を受け、アックマン氏は9日の早い時間帯にユナイテッド・テクのグレッグ・ヘイズ最高経営責任者(CEO)に宛てたメールで、買収計画は同社の航空宇宙事業にとってマイナスとなるほか、株価が既に割安な水準にある時に「大規模な希薄化」を伴う株式発行によって賄われることになると批判した。同社は全額株式交換での買収合意を発表している。

Ackman

ビル・アックマン氏

写真家:Christopher Goodney / Bloomberg

  アックマン氏は「これまで得た情報について非常に懸念している」とし、ユナイテッド・テクが「こうした取引を進める意向なら、われわれは反対していく。必要なら、公に行う」と語った。メールはブルームバーグが確認した。 

  同氏はユナイテッド・テク株はエレベーター部門オーチスと空調設備部門キャリアのスピンオフ(分離・独立)によって価値の向上が見込まれるとし、現時点でレイセオンを買収する必然性に疑問を呈した。また、この買収はユナイテッド・テクの既存の航空宇宙事業の質を低下させるだろうとも警告した。

  アックマン氏のパーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントはユナイテッド・テクの株式0.7%を保有。同氏のメールを巡っては米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が先に報じた。

原題:Ackman Threatens Fight Over United Technologies-Raytheon Deal(抜粋)

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