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超長期債利回りが低下、2年10カ月ぶり低水準ー投資家需要強いとの声

更新日時

債券市場では超長期債が上昇。新発30年と40年債の利回りは2年10カ月ぶりの低水準を更新した。プラスの利回りを得られる超長期債に対する投資家の需要は強いとの見方から買いが優勢だった。一方、先物や長期債は上値が重く、利回り曲線はフラット(平たん)化した。

  • 新発30年債利回りは1ベーシスポイント(bp)低下の0.34%、新発40年債利回りも1bp低い0.375%と、いずれも2016年8月以来の低水準
  • 長期国債先物6月物の終値は前日比1銭安の153円43銭。朝方に上昇した後は小幅安で推移。9月物の日中売買高が6月物を上回り、夜間取引から限月交代
  • 新発10年債利回りは横ばいのマイナス0.115%

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト
  • 30年や40年債はちょっと勢いがあり過ぎている感じもするが、13日の30年入札前でも利回りが下がり続けており、需要が強そう
  • 来週のFOMC(米連邦公開市場員会)を確認する必要はあるが、世界経済の減速や金融緩和期待を背景に、仕方なしの買いが利回り低下の加速につながっている
  • 長い目で見た相場の流れが変わらないなら、資金が流れるのはここしかなく、フラット化がどこまで進むか試す感じだ

30年債入札

  • 62回債のリオープン発行、発行予定額は7000億円程度
  • 野村証券の金子泰啓リサーチアナリスト
    • 6月は国債償還金の流入があり、需給環境は良好。先週の残存15.5年超の流動性供給入札では40年債の発行が多く、年限の長い国債への需要が特におう盛
    • 金利低下ヘッジとしては超長期セクターの中で30年や40年債を選好し、淡々と買っていきたい

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.195%-0.225%-0.115%0.245%0.340%0.375%
前日比 横ばい-0.5bp  横ばい 横ばい-1.0bp-1.0bp
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