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債券投資家、1年なんて長過ぎる-不透明な見通しで超短期債が人気

  • 超短期債に投資するETFに過去最高の資金流入
  • 期間1ー3年の債券に投資するファンドは大幅流出
A pedestrian walks along a street near the New York Stock Exchange.
A pedestrian walks along a street near the New York Stock Exchange. Photographer: Jordan Sirek/Bloomberg
A pedestrian walks along a street near the New York Stock Exchange.
Photographer: Jordan Sirek/Bloomberg

金利と世界経済成長に関する不確実性が増す中で、米債券市場では残存が1年未満の証券の人気が高まった。

  ブルームバーグがまとめたデータによると、超短期債に投資する上場投資信託(ETF)には先週、過去最高の41億ドル(約4450億円)が流入した。一方、期間1ー3年の債券に投資するファンドは、1年ぶりの大幅流出だった。

Short-term debt funds are losing cash as ultra-short lures money

  米国の弱いデータ、トランプ米大統領が多方面に仕掛ける貿易戦争、そして金利見通しなどを巡る不安から、安全資産の需要が高まっている。

  SEIインベストメンツのチーフマーケットストラテジスト、ジェームズ・ソロウェイ氏は「経済の不透明感が晴れるまでの間、人々は様子見姿勢に向かっているだけだ」と指摘。「現金に投資してもお金は増えない」ので、超短期債への投資は「戦術的に短期的なものであって、戦略的なものではない」と述べた。

  とはいえ、1カ月物政府証券の利回りは現在約2.31%と、1年物を30ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上回っている。JPモルガン・チェースのストラテジストらは7日のリポートで、「はっきり逆転したイールドカーブ」のおかげで、超短期債ファンドは短期債ファンドより高いリターンが続くかもしれないと指摘した。

One-year Treasury yields fall below 2%

原題:Bond Buyers Are So Wary Even One-Year Debt Isn’t Short Enough(抜粋)

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