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Photographer: Brendan Smialowski/Bloomberg

米利下げ、数カ月以内とトレーダー-米メキシコ合意ほとんど響かず

  • FF金利先物は7月末までの0.25ポイント利下げほぼ織り込む
  • 19年末までに計60bp余りの利下げをトレーダーは織り込んでいる
The U.S. Federal Reserve building stands in Washington D.C.
Photographer: Brendan Smialowski/Bloomberg

債券トレーダーは、米金融当局が今後数カ月以内に利下げを開始すると予想している。米国とメキシコが移民流入対策と関税回避で合意に達したことは、米利下げ観測にはほとんど影響していない。

  フェデラルファンド(FF)金利先物8月限からは、7月の連邦公開市場委員会(FOMC)後の時期について、トレーダーがFF金利を2.15%と織り込んでいることがうかがわれる。これはトランプ大統領がメキシコとの合意を発表する前の7日の取引終了時点の水準を3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上回るものだ。それでも、現行の実効FF金利を引き続き22bp下回っており、7月末までに0.25ポイントの利下げが1回行われる可能性が約90%あるとトレーダーがみていることを示唆する。

  さらに、2020年1月限を見ると、19年末までに計60bp余りの利下げをトレーダーは織り込んでいることが分かる。

Market sees Fed easing even after the U.S.-Mexico truce

  7日に発表された5月の雇用統計が予想を下回る内容となったことで、米金融当局による新たな刺激策を必要とするほど米経済が困難に陥っているとの見方が強まった。また、米国とメキシコとの間の緊張は緩和されたが、米中間の通商対立は引き続き投資家心理を圧迫している。これらは全て、投資家が依然として早期の米金融緩和を見込んでいることを意味し、1回目の利下げ幅が50bpになるかもしれないとの見方も一部にある。

原題:Fed Rate-Cut Bets Grazed Rather Than Maimed by U.S.-Mexico Deal(抜粋)

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