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Photographer: Ali Mohammadi/Bloomberg

トランプ政権、イランと欧州の取引遮断か-決済機関への制裁も検討

  • イランの特別貿易金融機関が制裁対象となる可能性があると関係者
  • 追加制裁が発動されればイランとの取引巡り米欧関係がさらに悪化も
National flags of Iran fly above the Modarres highway in Tehran, Iran, on Saturday, Aug. 4, 2018. Iran’s central bank, acting on the eve of U.S. sanctions, scrapped most currency controls introduced this year in a bid to halt a plunge in the rial that has stirred protests against the government of President Hassan Rouhani.
Photographer: Ali Mohammadi/Bloomberg

トランプ米政権は、イランと欧州との人道物資などの取引決済仲介を目的に設置されたイランの金融機関を制裁対象とすることを検討している。追加制裁が実施された場合、英国とフランス、ドイツが構築を目指してきたイラン向けの経済的・人道的ライフライン(命綱)が断ち切られる恐れがある。

  内部の検討事項であることを理由に米政権の高官1人が匿名を条件に語ったところでは、英仏独が設立した「貿易取引支援機関(INSTEX)」のイラン側のカウンターパート(取引相手)となる「特別貿易金融機関(STFI)」が追加制裁の対象となることが予想される。

  米政権高官によると、基本的にSTFIは既に米国の制裁対象となっているイラン中央銀行の外郭機関であり、トランプ政権によれば、マネーロンダリング(資金洗浄)とテロ資金調達防止のための最低限の国際基準を履行していない。

  イランとの核合意から離脱を表明したトランプ政権による対イラン制裁から一部の取引を守ることを目指し、英仏独はINSTEXを今年1月に設立。検討されているような追加制裁が発動された場合、米ドルや米国の金融システムの利用を回避することでイランとの一部取引を継続させようとする欧州の努力が頓挫する可能性が高い。

  
  

原題:U.S. Weighs More Iran Sanctions Over Potential Trade With Europe(抜粋)

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