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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株上昇、メキシコ関税見送りで-国債下落

更新日時
A monitor displays stock market information on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Monday, May 13, 2019. U.S. stocks and commodities tumbled after China retaliated with higher tariffs on a range of American goods.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

10日の米株式相場は上昇。トランプ大統領がメキシコへの関税発動計画を停止したことを受け、世界的に株高となった流れを引き継いだ。投資資金の逃避需要が減退したことから米国債は下落した。

  • 米国株は上昇-S&P500種が5日続伸
  • 米国債は下落-10年債利回り2.15%
  • NY原油3日ぶり下落-景気後退や供給増を懸念
  • NY金先物は9日ぶり反落-避難先としての需要減退

  S&P500種株価指数は前週末比0.5%高の2886.73で終了。ダウ工業株30種平均は78.74ドル(0.3%)高の26062.68ドル。ナスダック総合指数は1.1%上げた。国債市場ではニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りが7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、2.15%。

  S&P500種は5営業日続伸。半導体や小売り、自動車株が上昇をけん引した。同指数はこの1カ月間の高値を付けた。米セールスフォース・ドットコムによるタブロー・ソフトウエア買収計画など、企業の合併・買収(M&A)報道も上昇を後押しした。ただ相場は日中高値を付けた後は上値が重かった。

  RDMファイナンシャル・グループのマイケル・シェルドン最高投資責任者(CIO)は「間もなく発動されることになっていたメキシコへの関税計画をトランプ大統領が取り下げ、市場に好材料をもたらした」と指摘。その上で「経済と市場を覆っている中国との通商協議という大きな問題が依然としてある」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は3営業日ぶりに反落。プラス圏で推移していたが、世界的な景気後退の可能性や供給拡大への懸念が強まる中、取引終了にかけて売りに押された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は73セント(1.4%)安の1バレル=53.26ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント8月限は1ドル安の62.29ドルで引けた。

  ニューヨーク金先物相場は9営業日ぶりに下落。トランプ大統領がメキシコへの関税発動計画を停止したことが好感されて株式相場が上昇、資金の避難先としての金需要が抑制された。金先物は先週、週間ベースで2018年3月以来の大幅高となっていた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は前週末比1.2%安の1オンス=1329.30ドル。

原題:Stocks Advance, Peso Surges on Mexico Trade Relief: Markets Wrap(抜粋)
Oil Drops Below $54 as Global Recession, Supply Concerns Mount(抜粋)
PRECIOUS: Gold Snaps Rally as Demand Eases on Trump-Mexico Deal(抜粋)

(相場を更新し、第4段落に市場関係者のコメントを追加して更新します.)
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