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きょうの国内市況(6月10日):株式、債券、為替市場

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●日本株は大幅続伸、米利下げ期待とメキシコ関税見送りー輸出高い

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  東京株式相場は大幅に続伸し、日経平均株価は8日ぶりに2万1000円台を回復した。米国の利下げ期待の高まりやメキシコへの制裁関税見送りに加え、黒田東彦日銀総裁が大規模な追加緩和を行う余地があると発言し、景気の先行きに楽観的な見方が広がった。電機など輸出関連中心に全業種高い。

  • TOPIXの終値は前日比20.55ポイント(1.3%)高の1552.94
  • 日経平均株価は同249円71銭(1.2%)高の2万1134円42銭

  東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジストは「米雇用統計の数字が悪く、6月中にも利下げの可能性が出てきた。ただ、中国との貿易摩擦による影響が懸念されていた製造業がマイナスにならなかったため、リセッションに向かう最悪の状況ではない」と話していた。米の対メキシコ関税見送りについては「とりあえず混乱は避けられた。トランプ大統領は農産物をメキシコに買ってもらうことで目先のメリットを取りにいった」とみている。

  • 東証1部33業種は電機、精密機器、化学など輸出関連が上昇率上位、海外原油高から石油・石炭製品や鉱業も上位

●超長期債が大幅高、投資家のプラス利回り選好根強いとの見方

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  債券市場では超長期債が大幅高。新発30年、40年債の利回りは2年10カ月ぶりの低水準を付けた。内外金利の先安観を背景にプラス利回りを求める投資家の買いが膨らんだとの指摘が聞かれた。日本銀行の黒田東彦総裁が大規模な追加緩和に言及したことも相場を下支えしたとみられている。

  • 新発30年債利回りは一時4.5ベーシスポイント(bp)低い0.35%、新発40年債利回りは5.5bp低い0.385%まで下げ、ともに2016年8月以来の低水準を付けた
  • 長期国債先物6月物の終値は前週末比13銭高の153円56銭。一時は153円61銭まで上昇
  • 新発10年債利回りは0.5bp低いマイナス0.125%

バンクオブアメリカ・メリルリンチの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト

  • 米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測はしばらく続くと思われ、金利はなかなか上がらないだろう
  • 円債は超長期ゾーンの利回り曲線のつぶれ方を見ると、生保などの資金が入っている感がある
  • 長期金利がマイナスなら、国内勢は長いところを買うしかない

日銀オペ

  • 対象は残存期間1年超5年以下と物価連動債
  • 買い入れ通知額は残存1-3年が3500億円、3-5年が4000億円と前回から据え置き
  • 応札倍率は1-3年が4.34倍と昨年7月以来の高水準。一方、3-5年は3.22倍に低下
  • BofAの大崎氏
    • 需給は基本的に締まっているが、1-3年は水準感での売りが入ったとみられる

●ドル・円上昇、米国のメキシコ関税回避や日銀総裁発言でリスク選好

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  東京外国為替市場のドル・円相場は上昇。米国の対メキシコ関税見送りや株価の上昇に加え、日本銀行の黒田東彦総裁による追加緩和が可能との発言を受けて、リスク選好の動きが強まった。

  • 午後3時15分現在のドル・円は前週末比0.4%高の1ドル=108円63銭。午前は108円50銭台を中心に推移し、午後の総裁発言後には早朝の日中高値108円67銭に並ぶ場面も

あおぞら銀行の諸我晃総合資金部部長

  • ドル・円、トランプ米政権のメキシコ関税先送りや株堅調を受けて午前高値を付けた後、いったん利食い売りに押された面もあったが、リスクオンの動きから、午後も徐々に上昇
  • 黒田日銀総裁発言もリスクオンにつながっている。選挙や消費増税をみながらで、すぐではないものの、何かあった場合に追加緩和で対応する姿勢
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