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中国本土への容疑者移送、条例改正進める-香港行政長官

  • 「改正案審議を遅らせることで得るものはほとんどない」-長官
  • 9日は97年の中国への返還後で最大級となる抗議デモが行われた

香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は10日、中国本土への容疑者引き渡し要件を緩和する条例改正を進める意向を示した。香港では前日、「逃亡犯条例」改正に反対する市民が街頭に繰り出し、1997年の中国への返還後で最大級となる抗議デモが行われた。

  中国政府が支持している改正案を撤回するかどうかを記者団から問われた行政長官は、香港社会として「4カ月間にわたりにしっかりと厳しく議論してきている」と述べ、立法会(議会)はその義務を果たし改正案を審議すべきだと論じた。入念な審議を経た後に立法会は「改正案を修正、可決、あるいはその他何でもできる」と語った。その上で、「改正案審議を遅らせることで得るものはほとんどない」と強調した。

Carrie Lam

香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官

写真家:Justin Chin / Bloomberg

  主催者発表によると、9日のデモ参加者は100万人を超えた。改正案は中国本土や台湾への容疑者引き渡しを認めるが、7年以上の刑期を伴う最も重い犯罪容疑に対してのみ適用される内容となっている。また人権を保護するように既に修正済みだという。行政長官は7月に終わる現在の立法会会期内での成立を目指しており、審議は6月12日に再開される予定。

Thousands Protest Hong Kong Law Easing Extraditions to China

香港での街頭デモ(6月10日)

Photographer: Justin Chin/Bloomberg

原題:Hong Kong Vows to Pursue Extradition Bill Despite Huge Protest Massive Hong Kong Protest Challenges China’s Strengthening Grip(抜粋)

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