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Photographer: Bloomberg Creative Photos

ヘッジファンドの金先物投資が急増-世界経済の懸念増大で

  • ロングポジションは38%増加、ショートは減少-CFTCのデータ
  • 「金相場のマクロ環境は変化、風は追い風」-スプロット
A 12.5 kilogram gold bullion bar sits at a precious metal refinery in Switzerland.
Photographer: Bloomberg Creative Photos

ヘッジファンドによる金のロングポジションがほぼ12年間で最大の伸びとなった。金先物は7日に資金の避難先としての需要が再燃し1年1カ月ぶりの高値を付けており、ヘッジファンドの投資は利益を生み出している。

  金に資金が戻りつつある背景には、米中貿易戦争や地政学的緊張、世界の製造業の減速の兆しが投資家の関心を強く集めていることがある。国際通貨基金(IMF)世界銀行による見通しの下方修正で世界経済への懸念の高まりが鮮明になっており、金は今年に入って見られた断続的な上昇サイクルから脱却。上場投資信託(ETF)と鉱業株も上昇している。

  スプロット・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャー、マリア・スミルノバ氏(トロント在勤)は「金相場のマクロ環境は変化し、風は追い風だ」と述べ、「ここ数カ月は経済の弱さが見られた」と付け加えた。

Funds pile into bullish gold bets amid fears that economies will sputter

  7日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門では、金先物8月限が0.3%上昇し1オンス=1346.10ドルを付け、商いが活発な期近物としては2018年1月以来最長となる8営業日続伸となった。1週間の上昇率は1年余りで最大だった。

  米商品先物取引委員会(CFTC)の7日のデータによると、ヘッジファンドによる米国での金先物のロングポジションは4日終了週に38%増加し17万4233枚だった。ショートの減少を受け、ネット・ロングポジションは3倍強に拡大した。

Manufacturing gauge slides as trade war drags

原題:Hedge Funds Make Big Gold Bet as Worry Piles Up on World Economy(抜粋)

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