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Photographer: Bloomberg/Bloomberg
Cojp

中国中銀総裁、人民元でどの水準が具体的に重要ということないと示唆

  • 特定の数字が他の数字より重要だとは思わない-易綱総裁
  • 人民銀が介入しないという状況が今後も続くよう望むと表明

中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は7日、人民元に関して具体的にどの水準が重要ということはないと示唆する一方、貿易戦争のノイズが落ち着けば元が今後も「比較的強く」推移するとの自信を示した。

  易総裁は北京での単独インタビューで、「貿易戦争と人民元の動きに関連が明らかにある」と指摘。「米国からの膨大な圧力によって最近は若干下げている」と述べた。

People's Bank of China Governor Yi Gang Exclusive Interview

中国人民銀行の易綱総裁

Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

  易氏は元安について市場の力が原因と分析。「市場の需給関係で基本的に決定される。これは基本的に市場メカニズムということだ」と語った。習近平国家主席は他国を損ねる通貨安政策を追求しないと既に表明している。

PBOC Governor says no one number for yuan important

  中国当局が外貨準備高の取り崩しを余儀なくされた2015-16年のような資本流出の再燃懸念もあり、当局が1ドル=7元台への元安の回避を目指しているとの観測がある。昨年は貿易摩擦が激しくなっても7元台を付けることはなかった。

  易総裁の発言を受け、7日のオフショア人民元は対ドルで下落。6.9442元で取引を終えた。中国本土市場は祝日で休場だった。

  同総裁は人民元で越えてはならない一線があるのかとの質問に、「この数学的な物差しで見て特定の数字が他の数字よりも重要だとは思わない」と答えた。また、人民元の「若干の柔軟性」は国際収支の安定化装置として機能するため経済にとって良いとも述べた。

  易氏は「人民銀は既に長期にわたり為替市場に実質介入しておらず、介入しないという状況が今後も続くよう希望する」と言明した。

  「貿易戦争が一時的な元安圧力になる可能性があるが、そうしたノイズの後は元が引き続き安定し、新興国通貨、交換可能通貨と比較しても強くなるだろう。元は非常に力強い通貨だ」と述べた。

原題:China Central Banker Says No Specific Yuan Level Important (1)(抜粋)

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