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債券は下落、世界的リスクオンの流れで-流動性供給入札結果も重し

更新日時

債券相場は下落。世界的なリスク選好を背景に株価と長期金利が上昇した海外市場の流れを引き継ぎ、売りが先行した。財務省がこの日実施した流動性供給入札が弱い結果となったことも相場の重しとなった。

  • 長期国債先物6月物の終値は前日比12銭安の153円44銭。午後に一時153円37銭まで下落
  • 新発10年債利回りは一時1.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.11%に上昇
  • 一方、プラスの利回りが得られる超長期債への投資家需要は根強く、新発30年債利回りや新発40年債利回りは横ばいまで戻し、利回り曲線はベアフラット(平たん)化した

市場関係者の見方

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト
  • 米国とメキシコの貿易摩擦の一服に加え、米雇用統計後の金利低下を受けた利益確定の売りも出ていたようだ
  • 世界的に不透明感の払しょくには程遠く、金利低下が一服した範囲内の動きにとどまっており、スティープ(傾斜)化への転換は展望できない
  • 13日の30年債入札もショートカバー需要で無難な結果に終わるのではないか

流動性供給入札

  • 対象は残存期間5年超15.5年未満
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.06倍と、前回の同年限入札の3.37倍から低下
  • 最大利回り格差は0.013%、平均利回り格差は0.010%
  • SMBC日興の竹山氏
    • やや弱めの結果。ショートカバーなどの需要がそれほど強くなかったか
    • 日銀の国債買い入れオペに支えられている5年ゾーンを除けば、10年付近には高値警戒感があり、15年ゾーンは割安だが生保の売りが出やすい傾向がある
  • 備考:過去の流動性供給入札の結果

背景

  • TOPIXは前日比0.5%高の1561.32で終了。東京外国為替市場の円相場は1ドル=108円台後半に下落
  • 10日の米10年国債利回りは前週末比7bp上昇の2.15%程度。この日の時間外取引では2.14%台半ばを中心に推移

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.195%-0.220%-0.115%0.245%0.350%0.390%
前日比+0.5bp+1.5bp+1.0bp+1.0bp 横ばい+0.5bp
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