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Photographer: Toru Hanai/Bloomberg

日本株は大幅続伸、米利下げ期待とメキシコ関税見送りー輸出高い

更新日時
  • 5月の米雇用統計は予想下回る、対メキシコ関税発動は無期限停止
  • 中国の5月輸出は予想外の増加、追加緩和の余地あると日銀総裁
A pedestrian looks an electronic stock board outside a securities firm in Tokyo, Japan, on Tuesday, May 7, 2019. Trading resumed Tuesday after a 10-day Golden Week holiday with a slew of news for investors to process.
Photographer: Toru Hanai/Bloomberg

10日の東京株式相場は大幅に続伸し、日経平均株価は8日ぶりに2万1000円台を回復した。米国の利下げ期待の高まりやメキシコへの制裁関税見送りに加え、黒田東彦日銀総裁が大規模な追加緩和を行う余地があると発言し、景気の先行きに楽観的な見方が広がった。電機など輸出関連中心に全業種高い。

Views of the Osaka Stock Exchange

大阪取引所外観

Photographer: Buddhika Weerasinghe/Bloomberg
  • TOPIXの終値は前日比20.55ポイント(1.3%)高の1552.94
  • 日経平均株価は同249円71銭(1.2%)高の2万1134円42銭

〈きょうのポイント〉

  東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジストは「米雇用統計の数字が悪く、6月中にも利下げの可能性が出てきた。ただ、中国との貿易摩擦による影響が懸念されていた製造業がマイナスにならなかったため、リセッションに向かう最悪の状況ではない」と話していた。米の対メキシコ関税見送りについては「とりあえず混乱は避けられた。トランプ大統領は農産物をメキシコに買ってもらうことで目先のメリットを取りにいった」とみている。

10日は続伸し、2万1000円台回復

  中国の5月の輸出が予想外にプラス転換したことや、黒田日銀総裁がブルームバーグとのインタビューで、必要ならさらに大規模な緩和を行うことができると述べたことが午後伝わり、日経平均は一時281円(1.4%)高まで上げた。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の折見世記シニア投資ストラテジストは総裁の発言について、「20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が終わった直後だけに、タイミングとしてはサプライズ。貿易摩擦や円高で経済成長や企業収益にダメージが出てくる前に何か手を打つというファイティングポーズを見せたため、安心感が広がった」と述べた。
黒田日銀総裁のインタビュー記事はこちらをご覧ください

  • 東証1部33業種は電機、精密機器、化学など輸出関連が上昇率上位、海外原油高から石油・石炭製品や鉱業も上位
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