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IMF専務理事、フィンテック影の側面指摘-金融安定性に異例の課題

  • 金融テクノロジーの飛躍は「金融の包摂」と市場近代化に役立つ
  • プライバシーと競争、市場の集中を巡る問題が存在すると専務理事

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は8日午後に福岡市内で開かれたフィンテックセミナーで、金融とIT(情報技術)が融合したフィンテックの影の側面に光を当てる講演を行った。

  ラガルド専務理事は、金融サービステクノロジーの大きな飛躍が「金融の包摂」と市場の近代化に役立つとしながらも、プライバシーと競争、市場の集中を巡る問題が存在すると主張した。

  ラガルド氏は「中国のテクノロジー産業こそ、このような利益と課題のトレードオフの最たるものだ」と指摘。「過去5年で中国のテクノロジーの成長は大きな成功を収め、金融商品へのアクセスと質の高い雇用の創出から数百万の新規参入者が恩恵を受けたが、同時にモバイル決済市場の90%余りを2社が独占する状況を招いた」と述べ、このことが金融の安定性と効率性にとって「異例のシステミックな課題」を提起しているとの認識を示した。

G-20 Finance Ministers and Central Bank Governors Meeting

ラガルドIMF専務理事6月8日

写真家:太田清/ブルームバーグ

原題:IMF’s Lagarde Weighs Darker Side of Fintech: G-20 Finance Update(抜粋)

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