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【米国株・国債・商品】株が続伸、「Fedプット」効果-国債上昇

7日の米株式相場は続伸。5月の米雇用統計が低調だったことで米利下げ観測が強まり、S&P500種株価指数は4日連続で上げた。米国債は買われ、利回りが低下した。

  • 米国株は続伸、利下げ観測強まる-S&P500は今週4.4%上昇
  • 米国債は上昇、雇用統計弱く-10年債利回り2.08%
  • NY原油は大幅続伸、サウジとロシアがあらためて協調表明
  • NY金は8日続伸、弱い米雇用統計が追い風

  
  S&P500種は週間ベースで4.4%高と、今年最大の上昇。米国では5月の非農業部門雇用者数が3カ月ぶりの低い伸びにとどまり、平均時給も伸びが鈍った。一連の米経済指標が軟調で景気減速を示唆する中で、トレーダーたちは米金融当局が利下げに動くとの見方を大きく強めている。

  S&P500種は前日比1.1%高の2873.34。ダウ工業株30種平均は263.28ドル(1%)高の25983.94ドル。ナスダック総合指数は1.7%上昇。ニューヨーク時間午後4時40分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.08%。

  この日はテクノロジー銘柄が特に買われた一方、銀行株は下げた。

  TIAAバンクの世界市場担当プレジデント、クリス・ギャフニー氏は、「『Fedプット』の日々の再来だ。投資家は悪い経済指標を株への好材料と受け止めている」とコメント。「指標は今月の連邦公開市場委員会(FOMC)に行動を迫るほどには悪くなかったが、パウエル議長がよりハト派的な論調を維持すると私は予想する。年内利下げの確率は上昇した」と語った。

  米国債は軒並み上昇。軟調な雇用統計発表後に日中高値となった。その後は、対メキシコ関税が回避される可能性が高いとのトランプ大統領のツイートで株式が上昇したことで、伸び悩んだ。

  ニューヨーク原油先物相場は大幅続伸。サウジアラビアとロシアが世界的な供給過剰回避に向けた協調姿勢をあらためて表明した。またトランプ大統領は、メキシコと取引を成立させられる可能性は十分に高いとツイッターに投稿した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は1.40ドル(2.7%)高の1バレル=53.99ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント8月限は1.62ドル高の63.29ドル。

  ニューヨーク金先物相場は8営業日続伸。5月の米雇用統計では雇用者数の伸びが予想より低く、時給の伸びも鈍化、金を一段と押し上げた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.3%高の1オンス=1346.10ドル。週間ベースでは2.7%高と、昨年3月以降で最大の値上がり。

原題:Stocks Post Best Week of 2019 on ‘Fed Put’ Wagers: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Rally on Weak Jobs Data, Pare Gains as Stocks Advance
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