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「アボカドETF」、投資家が望んでも市場投入には時間必要

  • ETF投入で時間がかかる1つの理由は、多岐にわたる準備作業
  • 投資家保護に貢献するための仕組みですぐにポジション取るのは困難

特徴のある上場投資信託(ETF)が増えている。貿易戦争で稼ごうとするファンドや大麻ブームを見込んだファンド、それにネットショッピングの隆盛で実店舗の衰退に賭けるファンドすらある。

  金融業界はここ数年、さまざまな分野にETFを特化させることで投資家の呼び込みを図っている。ただETFの組成はそれほど簡単ではない。ETF投資家が価格が高騰しているアボカドに投資したいと思っても、すぐに「アボカドETF」ができるわけではない。

  貿易戦争激化の潜在的な勝ち組に賭けるファンド「TWAR」が5日に投入された。トランプ米大統領が対中姿勢を硬化させた先月以降、貿易戦争に関するニュースがあふれており極めて好タイミングのデビューだが、同ETFを市場に投入させた会社が準備を始めたのは昨年11月だ。

  ETF投入で時間がかかる1つの理由は、準備作業が多岐にわたるためだ。投資戦略の決定に加え、カストディー(証券管理)を担当する機関や上場先の取引所の選定もある。そして何より米証券取引委員会(SEC)に認可を求めなければならない。
 
  独立系企業がETFを始めることを手助けするエクスチェンジトレーデッド・コンセプトのマーケティングサービス担当プレジデント、マイク・クロナン氏は「まとめていくのは容易なことではない」と話す。

  同氏によれば、経験を積んだ会社でさえETFを市場に投入するには4、5カ月は必要で、ETFという生態系で異色のプレーヤーとの関係を築こうとする新参者なら9カ月程度を要する可能性があると推計している。こうしたプロセスは投資家保護に貢献するための仕組みだが、これこそがアボカド価格で今すぐポジションを取ることを難しくしているのだ。

原題:An ETF for Avocados? Perhaps, But It’s Gonna Take Some Time(抜粋)

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