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4月景気動向指数、一致指数は2カ月ぶり上昇-判断「悪化」維持

更新日時
  • データ利用可能な7指標のうち4指標がプラスに寄与
  • 5月分で「下げ止まり」に上方修正される可能性浮上ー第一生命経研

内閣府が7日発表した4月の景気動向指数(CI、2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が2カ月ぶりに上昇した。基調判断は「悪化」に据え置かれた。「悪化」判断は2カ月連続。

  一致指数は前月比0.8ポイント上昇の101.9。同指数を構成する9つの指標で、速報値からデータが利用可能な7指標のうち耐久消費財出荷指数や鉱工業生産指数など4指標がプラスに寄与した。先行指数は0.2ポイント低下の95.5と2カ月連続で低下した。
         
4月の景気動向指数の概要はこちらをご覧下さい
         

景気動向指数の推移

エコノミストの見方

第一生命経済研究所の新家義貴主席エコノミスト(リポート):

  • 基調判断は、来月公表される5月分で「下げ止まり」に上方修正される可能性が浮上
    • 従来は、上方修正は早くても7月分としていたが、法人企業統計が強い結果になったことで状況が変わった
  • 上方修正されるなら、景気持ち直しの兆しとして注目される可能性がある
  • ただ、激化する貿易戦争の悪影響が今後顕在化する可能性を踏まえると、輸出動向には不安が残る。10連休効果が剥落した後の個人消費動向にも不透明感が強い
  • 4月以降公表の経済指標は悪化ペースが緩んでいるようにみえるが、楽観するにはまだ早いだろう。先行きの景気動向は慎重にみておきたい

背景

  • 4月の鉱工業生産指数は前月比で2カ月ぶり上昇。自動車や生産用機械、輸送用機器など15業種中10業種で生産が増え、基調判断は上方修正された
  • 1-3月期の全産業(金融・保険を除く)の設備投資は前年同期比で10四半期連続のプラス。人手不足による省力化投資など非製造業がけん引し、市場予想を上回る伸びとなった
  • 政府は5月の月例経済報告で日本経済の総括判断を2カ月ぶりに下方修正する一方、景気は「緩やかに回復している」との見方を維持した 
(エコノミストコメントを差し替えて更新します.)
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