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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株が続伸、対メキシコ関税延期巡る報道で

更新日時
A monitor displays stock market information on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Monday, May 13, 2019. U.S. stocks and commodities tumbled after China retaliated with higher tariffs on a range of American goods.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

6日の米株式相場は続伸。トランプ大統領が計画するメキシコへの関税賦課について、米政府が先送りを検討していると伝わった。米国債は長期物が上昇したが、終盤には上げ幅が縮小した。

  • 米国株は続伸、米がメキシコ関税発動先送りを検討と伝わる
  • 米国債はまちまち、長期物は買われる-10年債利回り2.12%
  • NY原油は終盤に急伸-米・メキシコ関税協議が進展と伝わる
  • NY金は約3カ月ぶり高値付近、貿易戦争で逃避需要

  米の対メキシコ関税計画に関連し、さらに時間をかけて協議するようメキシコが求めたとブルームバーグが報じた後、S&P500種株価指数は一段高となった。貿易戦争が成長を脅かす中で金融当局がハト派的姿勢を維持するとの観測で、年限長めの国債が上昇した。

  S&P500種株価指数は前日比0.6%高の2843.49。ダウ工業株30種平均は181.09ドル(0.7%)高の25720.66ドル。ナスダック総合指数は0.5%上昇。ニューヨーク時間午後4時44分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.12%。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。日中の大半は約5カ月ぶり安値近辺で推移したが、取引終了前の30分間で急上昇した。関税を巡る米国との協議で進展があったとのメキシコ当局者発言に反応した。米在庫の急増を示した前日の週間統計について、数値の精度を疑問視する見方も出た。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は91セント(1.8%)高の1バレル=52.59ドルで終了。4月22日以来の大幅高となった。ロンドンICEの北海ブレント8月限は1.7%高の61.67ドル。

  ニューヨーク金先物相場は7営業日続伸。関税を巡る米国とメキシコの協議が前日に合意に至らず、この日に持ち越されたことで貿易摩擦悪化への懸念が広がり、金先物は約3カ月ぶりの高値に接近した。米国債イールドカーブがスティープ化し、米利下げ観測の強まりを反映したことも、金を押し上げた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.7%高の1オンス=1342.70ドル。

  アナリストの間ではこれまでに、関税の脅威で米国がリセッション(景気後退)入りするリスクが高まったとの指摘が出ていた。対メキシコ関税発動先送りの可能性が伝わると、株価は押し上げられた。一方で、メキシコ製品に5%の関税を発動する可能性は依然高いとの米当局者見解もあり、センチメントはまだ揺らぎやすい。ゴールドマン・サックスは前日付のリポートで、メキシコ関税発動の確率は70%との見方を示した。

Yield inversion signals recession risk while stocks hover near record highs

  米国債は早い時間の上げの大半を終盤に失う展開。米がメキシコへの関税賦課の先送りを検討しているとの報道に反応した。10年債利回りは一時4.5bp低下していたが、後半の取引で下げ幅を大きく縮小した。

原題:Stocks Rise on Possible Delay for Mexico Tariffs: Markets Wrap(抜粋)
Early Treasuries Bid Fades as U.S. Said to Delay Mexico Tariffs
Oil Leaps at Close of Trading in Rebound From Bear-Market Swoon
PRECIOUS: Gold Near 3-Month High as Trade War Fears Boost Haven

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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