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超長期債が上昇、日銀オペで好需給を確認-中期債売られて先物続落

更新日時

債券市場では超長期債が上昇。日本銀行が実施した国債買い入れオペで超長期ゾーンの需給の良さが示されたことを受けて買いが優勢となった。一方、引けにかけては中期債が売られて先物は続落した。

  • 新発20年債利回りは一時、2.5ベーシスポイント(bp)低い0.235%と、2016年8月以来の低水準。新発30年債利回りは0.365%まで下げ、新発40年債利回りは一時0.425%と、ともに16年8月以来の低水準を更新
  • 長期金利は一時マイナス0.135%と、16年8月以来の低水準
  • 長期国債先物6月物の終値は前日比8銭安の153円43銭。国債買い入れオペの強い結果を受けて午後に一時153円62銭まで上昇したが、中期債の売りや株高もあって下げに転じた

市場関係者の見方

バンクオブアメリカ・メリルリンチの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト
  • 国債買い入れオペは超長期ゾーンの減額幅が思ったより小さかったので、市場に安心感が広がり、強い結果となった
  • 大幅な減額は円高につながる懸念があるので、日銀は減額幅を抑えたのではないか
  • 今回の減額が円高をもたらしていないため、日銀は様子を見て残存期間5年超10年以下の減額に動く可能性がある

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト
  • 各国中央銀行のハト派姿勢は強まりこそすれ、弱まることはない-債券市場には良い環境
  • ただ、来週に入札を控える新発30年債の利回り0.4%割れはややはしゃぎ過ぎか
  • 日本時間今夜には5月の米雇用統計を控えており、きょう慌てて買う必要はないだろう

国債買い入れオペ

  • 対象は残存期間5年超10年以下と10年超25年以下、25年超
  • 買い入れ額は10年超25年以下が前回より400億円多い2000億円、25年超は据え置きの400億円。ともに月4回から3回に減るので月間では合計800億円の減額に
  • 5年超10年以下は4800億円で据え置き
  • 10年超25年以下の応札倍率は2.29倍と1月以来の低水準
  • 備考:日銀:超長期国債の買い入れを縮小、減額幅は予想の下限との見方 (1)
  • 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧(表)

背景

  • 6日の米10年物国債利回りは前日比2bp低下の2.12%程度で終了。この日の時間外取引では一時2.11%台後半に低下
  • 日経平均株価は0.5%高の2万884円71銭と5月30日以来の水準を回復
  • 東京外国為替市場の円相場は1ドル=108円台半ばと、5日に付けた1月以来の円高・ドル安水準から下落

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.200%-0.230%-0.120%0.260%0.395%0.435%
前週末比+1.0bp+1.0bp+0.5bp 横ばい-1.0bp-1.5bp


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