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米テクノロジー株、栄光の日々終わった-48兆円運用のプリンシパル

  • 貿易戦争と規制の問題がテクノロジー株にワンツーパンチ
  • 強気相場けん引したテクノロジー株なしでは先行き厳しい-シャー氏
シーマ・シャー氏

シーマ・シャー氏

Source: Bloomberg

シーマ・シャー氏

Source: Bloomberg

テクノロジー株が天井を付けたとは気の弱い人になかなか判断できないものだが、1人の勇敢な投資マネジャーが実践した。

  株式市場はジレンマに陥ると指摘するのは、プリンシパル・グローバル・インベスターズのシーマ・シャー氏だ。テクノロジー株は過去10年の強気相場の原動力だったため、同セクターの揺るぎない強さが消えれば、先行きは厳しくなる。

  4420億ドル(約48兆円)を運用するプリンシパルのシャー氏はブルームバーグのニューヨーク本社でインタビューに応じ、「テクノロジー株に不安があり、他に相場のけん引役が出てこないなら、米株式市場に前向きになれるだろうか」と述べた。

Tech stocks have been a significant driver of the equity bull run

  テクノロジー株は過去最長の強気相場に不可欠な存在だった。同セクターは2009年に底打ちして以降、500%余り上昇。「FAANG」や「FAAMG」という頭字語に関連付けられることの多い6社は、S&P500種株価指数の上昇の約2割に貢献した。市場で人気を集めたこれらの銘柄はここにきて、貿易と規制の面でワンツーパンチを受け、市場のリーダーとしての役割に疑念が浮上している。

  半導体企業とハードウエア企業は、中国からの売り上げがかなりの部分を占めており、これらの企業は米中貿易戦争の渦中にある。トランプ政権が最近、華為技術(ファーウェイ)をブラックリストに掲載したのを受け、ウォール街のストラテジストは現在の環境をハイテク戦争と表現する。

  シニアグローバル投資ストラテジストを務めるシャー氏は「テクノロジーセクターの天井を判断するには非常に勇気が要る」と述べた上で、「テクノロジーの素晴らしい時代は恐らく過ぎただろう」と語った。

  ただ、セクターの将来に全く希望が持てないというわけではない。シャー氏によると、ソフトウエア・セキュリティー企業は比較的安定的な傾向があり、健全なリターンが続く可能性があるという。しかし市場全体としては、プリンシパル・グローバル・インベスターズは株式保有でディフェンシブな姿勢に転じるよう顧客に勧めており、シャー氏は公益株や不動産株を勧めている。

May was the worst month for technology firms since 2008

原題:A $442 Billion Money Manager Says Tech’s Glory Days Are Over(抜粋)

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