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市場の米利下げ期待は行き過ぎとUBS会長-ゴールドマン社長も同調

  • 東京都内で開かれたIIF会議のパネル討論会で発言した
  • 米中合意巡り市場はいまだに楽観的過ぎる公算-ゴールドマン社長

スイスの銀行UBSグループのアクセル・ウェーバー会長は6日、米連邦公開市場委員会(FOMC)が近く利下げするとの期待を自制する必要があるとトレーダーらに促した。

  同会長は東京都内で開かれた国際金融協会(IIF)会議のパネル討論会で、FOMCが行う「利下げの度合いを市場は過大に織り込んでいる」と述べた上で、「利下げは差し迫っていない」と言明した。

  同じ討論会に参加した米ゴールドマン・サックス・グループのジョン・ウォルドロン社長も同調し、FOMCが「今現在、市場のセンチメントにどの程度の影響を及ぼしているか懸念している」と話した。

  FOMCが「近く行う可能性があることを市場は過度に織り込んでいる」とも分析し、FOMCが「指標と比べて、センチメントにどれだけ影響を与えているかを目にするのは本当に興味深いものになるだろう」と語った。

  同社長はまた米中貿易戦争について、両国が近く合意をまとめることができると市場がいまだに過度な期待を抱いていると指摘。今月下旬に大阪で開催される20カ国・地域(G20)首脳会合にはトランプ米大統領と中国の習近平国家主席が参加する。「G20サミットで達成され得ることについて市場は過度に楽観的だろうと考えている。期待できる最善のことは交渉の再開だ。ディールがあるとのシナリオは想定してない」と述べた。

  同じ討論会で英スタンダード・ライフ・アバディーンのマーティン・ギルバート副会長は「中国との貿易紛争は市場が織り込んでいるより長く続く」との認識を示した。

原題:Weber Says Markets Are Mispricing Fed, Says No Rate Cut Imminent(抜粋)

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