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6月5日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル上昇、ISM非製造業指数で景気懸念が緩和

  5日のニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が5営業日ぶりに上昇。米ISM非製造業景況指数が市場予想を上回ったことから、米景気の現状に関する投資家の懸念が和らいだ。

  • ニューヨーク時間午後4時34分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%上昇。5月のISM非製造業景況指数が予想を上回ったことを受け、下げを埋めた。主要10通貨のうち、ニュージーランド・ドルに次いで米ドルは上昇率2位
  • ドル指数は一時5月1日以来の安値。5月のADP民間雇用者数が2010年以来の小幅な伸びにとどまった。7日発表される米雇用統計の注目度が高まった
  • TDセキュリティーズのメイゼン・アイサ氏は「今週発表されたISM指数の方が、ADP統計よりもはるかに建設的な雇用の状況を示している」と指摘。「それが実証された場合、ペイントレード(痛みを伴う取引)の環境が整う可能性がある、それはドル高だ」
    • インターコンチネンタル取引所(ICE)算出のドル指数は3月26日以降で初めて100日移動平均線を下回る場面も
    • 投資家のドルに対する見方が昨年1月以降で最も弱気に傾いていることを、オプション市場は示唆。米金融当局が約10年ぶりの利下げに近づいているとの見方が背景
  • ホワイトハウスのナバロ国家通商会議(NTC)委員長はメキシコ製品に対する関税案について、発動する必要はないかもしれないと発言。上院共和党のグラスリー議員は米国とメキシコ両国の間で合意が成立する可能性はあると話した
  • ドルは対ユーロで0.2%高の1ユーロ=1.1225ドル。対円では0.3%高の1ドル=108円43銭

欧州時間の取引

  ドル指数が上げ幅を縮小。米金融当局者の最新の発言を消化しながら、短期のポジション調整が進んだ。一方、ユーロは7週間ぶりの水準に上昇。域内の購買担当者指数(PMI)が予想を上回った。
原題:Dollar Outperforms as ISM Services Eases Concern: Inside G-10(抜粋)
Dollar Sentiment Turns Bearish, Euro Advances: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が続伸、対メキシコ関税回避への楽観で

  5日の米株式相場は続伸。まちまちな経済指標が消化される中、米国の対メキシコ関税が回避されるとの楽観が広がった。米原油在庫の大幅増加を受け、ニューヨーク原油先物は弱気相場入りした。

  • 米国株は続伸、対メキシコ関税回避への楽観で
  • 米国債は大半が上昇-10年債利回り2.13%
  • NY原油先物は大幅反落、弱気相場入り-米原油在庫が急増
  • NY金先物は6日続伸、米民間雇用者数の低い伸びに反応

  S&P500種株価指数は2日続伸。関税措置についてトランプ大統領は、メキシコは合意を望んでいると発言。ナバロ米国家通商会議(NTC)委員長はCNNに対し、メキシコ当局者が関税を回避する時間はまだあるとの見方を示した。国債はしっかり。ADPが明らかにした5月の米民間雇用者数が予想を大きく下回ったことが、堅調な非製造業総合景況指数よりも材料視された。

  S&P500種株価指数は前日比0.8%高の2826.15。ダウ工業株30種平均は207.39ドル(0.8%)高の25539.57ドル。ナスダック総合指数は0.6%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.13%。

  ニューヨーク原油先物相場は大幅反落。貿易摩擦が需要を脅かす中、米エネルギー情報局(EIA)の週間統計で在庫急増が明らかになり、供給過剰が懸念された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は1.80ドル(3.4%)安の1バレル=51.68ドルで終了。4月の高値を22%下回り、弱気相場入りした。一時は5.4%下げる場面もあった。ロンドンICEの北海ブレント8月限は1.34ドル安の60.63ドル。

  ニューヨーク金先物相場は6営業日続伸。5月の米ADP民間雇用者数が2010年以来の小幅な伸びにとどまったことが、金利低下を予想する金の強気派を勢いづけた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.4%高の1オンス=1333.60ドル。一時は1.5%上昇して1348.90ドルと、中心限月としては2月20日以来の高値を付けた。この6日間の上昇率は4%と、2017年3月以降で最大。

  事情を知る関係者によると、マコネル共和党上院院内総務は政権関係者に対し、トランプ大統領は共和党議員に直接主張を述べるまで対メキシコ関税賦課は待つべきだと話した

  インフォーマ・フィナンシャル・インテリジェンスの市場ストラテジスト、ライアン・ナウマン氏は、「景気が減速する中で、米金融当局が利下げに動くこと、そして貿易懸念が近く解決に至ることが望まれている」と語った。
原題:Stocks Advance on Tariff Bets; Oil Bull Run Ends: Markets Wrap(抜粋)
Oil Sinks Into Bear Market as U.S. Storage Jumps Most Since 1990
PRECIOUS: Gold Has Best Rally Since ’17 as Jobs Data Disappoints

◎欧州債:イタリア債が終盤にかけて上昇、準中核国債に需要

  5日の欧州債市場ではイタリア債が日中の下げを埋めて、終盤にかけて上昇した。イタリア債は、債務削減に十分な進展を果たしていないとして同国に対し欧州委員会が懲戒手続きに着手したことが嫌気されて下げていた。準中核国債への強い需要でアイルランド、フランス、スペインの国債はいずれも値上がりした。

  • 短期金融市場は来年7月までにECBが10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)利下げすることを織り込んでいる。低調なインフレやイタリアの財政リスク、米中貿易摩擦などが背景にある。
  • ドイツ10年債利回りは1bp低下してマイナス0.22%、フランス10年債利回りは2bp低下の0.16%。イタリア10年債利回りは2bp下げて2.49%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Rebound, Semi-Core Debt Rallies; End-of-Day Curves(抜粋)

(米国株・国債・商品を更新します.)
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