コンテンツにスキップする

米ADP民間雇用者数:5月は2.7万人増、2010年以来の低い伸び

5月の米民間雇用者数は2010年以来の小幅な伸びにとどまった。経済の一部で弱さが見られる中、労働市場が軟化している可能性が示唆された。

キーポイント
  • 民間雇用者数は2万7000人増
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値18万5000人増
    • 前月は27万1000人増(速報値27万5000人増)に下方修正
Companies added the fewest U.S. workers in May since 2010

インサイト

  • 今回の統計は7日発表される米雇用統計での雇用者の伸びが予想より低くなる可能性を示唆。米金融当局が景気てこ入れに向け年内に利下げに踏み切るとの見方が強まる可能性。小売売上高や製造業の受注、住宅販売など最近の一連の低調な指標は、貿易戦争が企業を圧迫する中で成長が鈍化しつつあることを示唆
  • 財生産部門の雇用が落ち込み、建設業は3万6000人減と2010年以来の大幅マイナス。製造業と天然資源・鉱業も減少。従業員数50人未満の小規模企業の雇用者数は5万2000人減と、9年ぶりの大幅マイナス

エコノミストの見解

ムーディーズ・アナリティクスのチーフエコノミスト、マーク・ ザンディ氏:

  • 「雇用の伸びは緩やかになりつつある」
  • 「特に小規模企業で、人手不足が雇用の伸びを妨げている。実店舗小売りでの人員解雇も打撃となっている」
  • ムーディーズはADPと共同で集計調査を行う

詳細

  • サービス業の雇用は7万1000人増(前月22万3000人増)と、2017年以来の低い伸び。教育・医療サービスで3万3000人増えた
  • 従業員数500人以上の大企業の雇用者数は6万8000人増。従業員50ー499人の中規模企業では1万1000人増で、9年ぶりの低い伸び

原題:U.S. Companies Add Fewest Jobs Since 2010, ADP Data Show (1)(抜粋)

(統計の詳細を追加し、更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE