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債券は小幅安、高値警戒感で中長期に売り圧力ー超長期需要は根強い

更新日時

債券相場は小幅安。前日に中期ゾーンを中心に買い進まれ、長期金利が2年10カ月ぶりの低水準を付けたことに対する警戒感から中期や長期債に売り圧力が掛かった。一方、プラスの利回りが得られる超長期債への投資家需要は根強く、新発30年や40年債利回りは低下に転じた。

  • 長期国債先物6月物の終値は前日比7銭安の153円51銭。午前に153円37銭まで下落場面
  • 新発10年債利回りは0.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.125%、一時はマイナス0.11%に上昇
  • 新発30年債利回りは0.405%、新発40年債利回りは0.45%と、いずれも2016年9月以来の低水準を更新

市場関係者の見方

三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト
  • 前日は中期ゾーン主導で金利が大きく低下し、その反動が素直に出た
  • 米国の経済指標は悪い内容ばかりではないので、米利下げを織り込み過ぎという投資家の不安心理が働きやすい面もあり、一段の高値追いにはまだ慎重な見方が多い
  • ただ、米国が利下げ方向に向いているという根本的なところは変わらないため、円金利の上昇余地も限られる
  • 相場が押したところでは買いニーズが強い

流動性供給入札

  • 対象は残存期間15.5年超39年未満
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は2.01倍と、前回の同年限入札の2.85倍から低下
  • 最大利回り格差は0.014%、平均利回り格差は0.008%
  • 三井住友トラストAMの押久保氏
    • 金利低下ピッチが非常に速かったということで明日の超長期ゾーン対象の買い入れオペの不透明感があり、弱い結果になったと思われる
  • 備考:過去の流動性供給入札の結果

背景

  • 前日の取引では、米金融当局者の利下げを示唆する発言を受けて、一部で日本銀行も追加の金融緩和に動くとの見方から中期債を中心に買いが膨らんだ。長期金利はマイナス0.13%と16年8月以来の水準まで低下

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.210%-0.235%-0.12%0.260%0.405%0.450%
前日比+1.5bp+1.5bp+1.0bp横ばい-1.0bp-1.0bp
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