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ウォール街のブローカー利益相反ルール見直し案、SECが5日承認へ

  • 金融業界はSECが提案した「顧客の最善の利益」要件を支持
  • 投資家擁護派は見直し案が消費者保護を弱めかねないと主張

ウォール街の主要監督当局は、ブローカーの利益相反ルール見直し案を承認する見通しだ。同案を巡っては、緩過ぎるとの批判も投資家擁護派から上がっている。

  米証券取引委員会(SEC)が5日に承認する新ルール案では、ブローカーは「顧客の最善の利益」に基づく行動が義務付けられる。ただ、その実際の意味についてはまだ議論が続いており、投資家保護の在り方を巡る10年にわたる論争は今回の見直しでは決着しそうにない。

  クレイトンSEC委員長は同委の行動により利益相反に対処する基準が引き上げられる一方で、投資家がニーズに応じた金融専門家を選択する自由が残されると説明している。大学や引退、住宅購入に備えて株・債券の売買を行う多数の投資家に影響するこのルールは、金融機関から幅広く支持を得ている。

  金融業界はオバマ前政権時代に承認されたより厳しいルールを訴訟で覆した経緯がある。新ルールへの業界の支持を受け、反対派の間ではSECの措置がバンカーへの譲歩だとの懸念が強まる一方だ。一部は既に法的な異議申し立てを検討しており、SECに対抗する広報キャンペーンを展開している。5日にはSECのワシントン本部に全米退職者協会(AARP)が抗議デモの一団を派遣する計画。

原題:Wall Street Broker Conflict Regulation Set for Approval by SEC(抜粋)

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