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ヘッジファンド受難の2日間、空売り銘柄急騰で損切り迫られる恐れ

  • 空売りの多い銘柄、4日に3%以上値上がり
  • 株式ロングショート戦略のヘッジファンドの運命は5月から大逆転

米国株の個別銘柄を空売りしていた投資家らへの打撃は3日から4日に雪だるま式に膨らみ、空売り筋は2日間としては5カ月ぶりの大打撃を被った。

  運命の大逆転とも言えよう。先週時点では、空売り比率の高い銘柄のバスケットはS&P500種株価指数との比較で、ここ1年で最低の水準で取引されていた。

  ノムラのマクロ・クロスアセット戦略責任者、チャーリー・マケリゴット氏は、5月には投資家が「空売りによってネットエクスポージャーを減らしていたので、一斉売りの時にはそれほどロングではなかった。つまり、メルトアップ(急上昇)への条件がどんどん整っていた」と話した。

  3日には、ナスダック100指数は下落したものの、空売りの多い銘柄は値上がりした。このため、株式ロングショート戦略のヘッジファンドは同日に1.7%の損失を被り、年初来最悪に並んだことがノムラのデータで分かっている。空売り投資家の受難は4日も続いた。空売りの多い50銘柄で構成するゴールドマン・サックスの指標が3.6%急上昇したのだ。S&P500種は2.1%上昇した。

  クレディ・スイスがまとめたデータによると、ヘッジファンドはここ数カ月に空売りを増やし、6月入りした際には株式へのエクスポージャーが2年ぶり低水準に近かった。慎重姿勢は5月の相場下落時にファンドを守ったものの、空売り対象銘柄の値上がりで、損切りの買い戻しを迫られる可能性がある。

Short bets were paying off up until this week

  

Rally in Hated Stocks

Shares with the highest short interest lead the market's advance

Source: Bloomberg

Equity hedge funds had 3rd best month vs. S&P 500 in May

原題:Short-Seller Pain That Began Monday Just Switched to a Bloodbath(抜粋)

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