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野村センチメント指数、リーマン前夜と類似点示唆-買い場との見方も

  • リーマン危機前段階のパターンに似た様相呈しつつあるように見える
  • 一部投資家は相場急落を買いの機会に利用し必ずしも悲観的でない
Lehman Brothers headquarters in New York on Sept. 15, 2008.
Lehman Brothers headquarters in New York on Sept. 15, 2008. Photographer: Mario Tama/Getty Images North America
Lehman Brothers headquarters in New York on Sept. 15, 2008.
Photographer: Mario Tama/Getty Images North America

野村証券のクオンツ・ストラテジストが最近の市場の不安について、投資家の中で最も悲観的な見解を明らかにした。

  野村のクロスアセット・ストラテジスト、高田将成氏は市場の不安と貪欲さを反映する同社独自のセンチメント指数に言及し、米株市場センチメントのトレンドは、リーマン危機の前段階で認められたパターンに似た様相を呈しつつあるように見えると指摘した。

  野村の基本シナリオではないが、S&P500種株価指数が平均で約20%、最悪のシナリオでは約40%下落する可能性を同社の指数が個別に示唆しており、後者は2008年9月にリーマン・ブラザーズ・ホールディングスが連邦破産法の適用を申請した後の6カ月間の下げに相当するという。

  高田氏は、今の市場のパターンが、世界経済の成長と株価の調整を投資家が懸念していた08年6月当時の状況をほうふつとさせると分析。株価の暴落に先立ち、08年7、8月に反騰が起きていたことに留意し、株式市場が6、7月に同じようなシナリオに向かっているように思われるとの見方を示した。

  同氏は18年12月の株価急落と08年1月-3月の状況を比較し、今は大きな2番目の波が終わり、最後の大波が来る前の段階である可能性が高く、このため市場のセンチメントがそのような不吉なパターンを外れるには、何らかのポジティブサプライズができるだけ早く必要だと主張した。

  だが、誰もがそれほど悲観的というわけではない。5月の世界的株安の後、マニュライフ・インベストメント・マネジメントを含む投資家は、より魅力的なバリュエーションで株式を買い入れる機会として相場急落を利用し、株価がさらに上向くと期待している。

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原題:One Quant Sees Lehman Omens in Sell-Off That Many Have Dismissed(抜粋)

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