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世銀、19年世界成長率見通しを0.3ポイント下方修正-2.6%に

更新日時
  • 貿易が金融危機以来の低い伸び、世界的に投資が縮小する見込み
  • ユーロ圏の19年成長率見通しを0.4ポイント引き下げ

世界銀行は4日、2019年の世界の経済成長見通しを下方修正した。貿易が約10年前の金融危機以来の低い伸びにとどまるほか、世界的に投資が縮小するとしている。

  世銀は同日公表の世界経済見通し報告書で、19年の世界成長率を2.6%と予測。今年1月時点では2.9%としていた。18年の成長率は3%と推定される。20年は2.7%に加速するとの見通しも示した。

  世銀のマルパス総裁は記者団との電話会見で、「企業景況感の低下や、世界貿易の一段の減速、新興国・途上国経済の投資低迷が見られる」とした上で、「勢いは引き続き脆弱(ぜいじゃく)だ」と指摘した。

IMF World Economic Outlook Press Briefing

世界銀行のマルパス総裁(4月11日、IMFとの春期会合時の会見)

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  世銀はまた、リスクは「確固として」下振れ方向にあると警告。米中の貿易摩擦の新たな高まりや新興市場の金融混乱、欧州を中心にした先進国経済の予想以上の軟化を理由に挙げた。

  世銀は世界貿易の今年の伸び率を1ポイント下方修正し、2.6%とした。

  ユーロ圏の経済成長率見通しは19年が1.2%、20年が1.4%と、1月時点からそれぞれ0.4、0.1ポイント引き下げた。輸出と投資の鈍化が主な理由だとした。

  今年の米国と中国の成長率予想は据え置いた。米国は今年2.5%に鈍化した後、来年には1.7%、再来年には1.6%とさらに減速する見通し。中国の成長率は今年6.2%、来年6.1%となる見込み。

原題:World Bank Cuts Global Outlook as Trade Tumbles to Decade Low(抜粋)

(報告書の詳細を追加して更新します.)
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