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貿易摩擦の市場への影響、完全に表れるのはこれから-JPモルガン

  • 上海総合指数は5月に昨年10月以来の大幅安、S&P500も下落
  • JPモルガンのノーマンド氏がブルームバーグTVに語った

くすぶり続ける米中貿易摩擦は先月の両国株式相場を押し下げただけでなく、さらなる打撃を市場にもたらす可能性がある。

  JPモルガン・チェースのクロスアセットファンダメンタル戦略責任者ジョン・ノーマンド氏(ロンドン在勤)はブルームバーグテレビジョンに対し、「ここ1カ月にわたる市場の下振れは全て貿易戦争が関係しているものの、完全に織り込み済みだとは思わない」とし、なぜなら「経済指標は関税引き上げ前から鈍化しつつあったから、貿易問題が経済に及ぼす影響が完全に表れるのはこれからだ」と述べた。

  上海総合指数は5月に5.8%安と月間べースで昨年10月以来の大きな下げとなり、米S&P500種株価指数も6.6%下落した。アジアと欧州の至る地域で5月の製造業指標は弱さを示し、米中対立による世界的な影響を浮き彫りにしている。 

JPモルガンのジョン・ノーマンド氏がブルームバーグテレビジョンでコメントした

(Source: Bloomberg)

  トランプ米大統領が先月、対中関税引き上げに動いたことで、新興国市場株は昨年10月以来の大幅安となった。新興国市場の24通貨中21通貨が値下がりし、チリやコロンビア、メキシコ、中国などの通貨の下げが目立った。トレーダーは、対通貨バスケットで5カ月ぶりの高値近辺で推移しているドルに資金を逃避させた。

原題:JPMorgan Says Markets Have Yet to See Full Impact of Trade War(抜粋)

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