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豪中銀が約3年ぶりの利下げ、政策金利は過去最低の1.25%に

更新日時
  • 16年9月に就任したロウ総裁の下では初めての利下げ
  • エコノミストらは豪中銀が今後3カ月以内に追加利下げに動くと予想

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は4日、主要政策金利のオフィシャル・キャッシュレートを0.25ポイント引き下げて過去最低の1.25%とする決定を下した。豪中銀の利下げは2016年8月以来2年9カ月ぶり。

  米中通商対立の激化など世界の経済情勢の不確実性の高まりに備えるとともに、国内のインフレ率や成長率の鈍化に対処するのが狙い。16年9月に就任したロウ総裁の下では初めての利下げ。

RBA Governor Philip Lowe Delivers Testimony to the House of Representatives' Standing Committee

ロウ総裁

Photographer: Brendon Thorne/Bloomberg

  0.25ポイントの利下げ幅は短期金融市場やエコノミストの予想に沿った数字で、エコノミストらは豪中銀が今後3カ月以内に追加利下げに動くと予想している。

  ロウ総裁は会合後の声明で「今回のキャッシュレート引き下げの決定は、経済の余剰能力への追加対策となる」と説明。「失業率引き下げの加速を後押しし、インフレ目標に向けて一段と確実な進展を達成できるようになる」と説明。新たなフォワードガイダンスは示さなかった。

  今回の利下げ決定の背景にあるのは、米中貿易摩擦の激化に加え、以前力強かった労働市場に弱さの兆しが顕在化しつつあることだ。豪経済はここ数四半期で減速している。シドニーを中心とする不動産価格の下落で家計の景況感が悪化し、個人消費の重しとなっている。

  ロウ総裁は「国内の主な不確実性は引き続き、長期化する所得の伸び悩みや住宅価格下落の影響を受けている家計消費の見通しだ」とした上で、「家計の可処分所得の伸びに若干の持ち直しが見込まれており、これが消費を支えるだろう」との見解を示した。

原題:Australia Cuts Key Rate to Record Low, Ending Near 3-Year Pause(抜粋)

(4段落目以降に声明の内容や背景を追加して更新します.)
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