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ドラッケンミラー氏は米国債買い増し、FF金利ゼロへの低下見込む

  • 伝説の投資家は93%投資した状態から持ち高を正味ゼロに
  • 2020年米大統領選でのトランプ氏の再選見込まず

著名投資家のスタン・ドラッケンミラー氏は3日夕、米中の貿易戦争が激化する中、景気が弱まれば向こう1年半でフェデラルファンド(FF)金利はゼロに向かう可能性があるとの見方から、米国債を最近買い増したことを明らかにした。

  ドラッケンミラー氏はトランプ大統領が5月5日にツイッター投稿した対中関税の内容に言及し、「トランプ大統領のツイートが出たとき、私は93%投資した状態から持ち高を正味ゼロにし、多くの米国債を購入した」と述べ、「もうけようとしているのではなく、この環境ではプレーしたくないためだ」と説明した。

  エコノミック・クラブ・オブ・ニューヨークでキー・スクエア・キャピタル・マネジメントの創業者スコット・ベッセント氏からインタビューを受けたドラッケンミラー氏は、米国がリセッション(景気後退)に向かっているかは言えないとしながらも、多くの警戒信号は見られると指摘。同氏は2020年に大統領選挙を控えるトランプ氏が関税が勝利への戦略と見なすことで、脆弱(ぜいじゃく)な経済をすでに壊したかもしれないと懸念。トランプ氏再選はないとの見方も示した。

  ジョージ・ソロス氏のチーフストラテジストだったドラッケンミラー氏は、2010年に自身のヘッジファンドをドゥケイン・ファミリー・オフィスに転換した。約30年で年率30%程度のリターンを残した実績から、世界屈指の資産運用者としての名声を確立した。ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、ドラッケンミラー氏(65)の純資産は51億ドル(約5500億円)。

原題:Druckenmiller Piled Into Treasuries on Trump’s China Tweet (1)(抜粋)

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