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クオールズFRB副議長:LIBOR終了は現実、今こそ準備を

米連邦準備制度理事会(FRB)のクオールズ副議長(銀行監督担当)は、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)が終了するのは現実であり、市場はこの事実を「真剣に」受け止めなくてはならないと述べた。

  クオールズ副議長は3日、事前収録したビデオメッセージを通じて、代替参照金利委員会(ARRC)の会議で発言した。

Fed Vice Chair Randal Quarles Testifies Before House Financial Services Committee

クオールズFRB副議長

  同副議長は「LIBOR終了の正確な時期や性質については、まだ詳細が明らかになっていないが、監督当局は終了の可否ではなく、どのように終了するかが問題だと表明している。これ以上明確なメッセージはないだろう」と話した。

  LIBORは2021年末までに段階的に廃止されることが決まっており、世界の当局者はこれに替わる指標開発に取り組んでいる。米国ではFRBが民間の市場参加者グループであるARRCを設置。これが米国での取り組みを率いている。米国の規制当局は担保付翌日物調達金利(SOFR)を代替指標として支持するが、その導入にはまだ疑問符が付く。

  クオールズ氏は「ARRCの選択は最も実行可能な道であり、大部分がこれに従うことが利益になると確信するが、移行手段をどう選択するにせよ、今移行を開始することが賢明なリスク管理、および株主や顧客に対して担う責務に沿うことになろう」と発言。「LIBORの安定性が保証されているのは残りわずか2年半であるため、移行は今、本格的に開始するべきだ」と述べた。

原題:Fed Warns That the End of Libor Really Is Coming, So Be Prepared(抜粋)

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