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シティ従業員と富裕層トレーダーのやり取り、英監督当局が調査

  • 英FCAが元UBS行員のインサイダー取引裁判中に明らかにした
  • シティ従業員は富裕層トレーダーの仲介人と接触した-FCA

英金融行動監視機構(FCA)は、「プライスに敏感な情報」へのアクセスを持つ米シティグループの従業員1人が富裕層トレーダー1人とやり取りしていたとの情報を受け調査していたことが、ロンドンでのインサイダー取引に絡む裁判の中で明らかになった。

London Trial For Insider Trading

ワリド・チョーカー被告

Photographer: Jason Alden/Bloomberg

  FCAが「情報源」と呼ぶこのシティ従業員は、富裕層のトレーダー、アルシャー・フィヤズ氏の仲介人と話したとされる。FCAによると、両者の接触は2015-17年の通話記録によって裏付けられた。

  今回の新たな疑惑は、インサイダー取引で起訴されたトレーダー、ワリド・チョーカー被告と、UBSグループの元コンプライアンス担当者ファビアーナ・アブデルマレク被告に対する裁判の中で触れられた。チョーカー被告は、インサイダー情報をアブデルマレク被告ではなくフィヤズ氏やその他のトレーダーから入手したと主張した。

  フィヤズ氏は今のところこの関連で訴追されていない。チョーカー被告の弁護士が陪審員に読み上げたFCAのリポートでは、フィヤズ氏がシティ従業員から情報を受け取ったのかは明確にされていなかった。チョーカー被告はアブデルマレク被告からインサイダー情報の提供を受けて140万ポンド(約1億9200万円)を稼いだとされるが、両被告とも起訴事実を否定している。

原題:Citi Employee’s Contacts With Trader Investigated by FCA (1)(抜粋)

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