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市場で急速に強まる米利下げ観測、当局者がどう反応するかが注目点

更新日時
  • パウエルFRB議長は4日からシカゴで開催の会議冒頭で発言機会
  • セントルイス連銀総裁は「近く」利下げが必要となる可能性に言及

投資家の間では、米金融当局が今後数カ月中に利下げするとの観測が強まっており、連邦準備制度が4日から主宰する会議での当局者の発言に注目が集まりそうだ。

  わずか数日前、金融市場は年内1回の利下げしか想定していなかった。しかし現在は、少なくとも2回の0.25ポイント利下げを織り込んでいる。このため、当局者らがシカゴに集まって金融政策の戦略や手段、コミュニケーションについて話し合う会議は注目の的だ。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は会議冒頭に発言する予定で、市場で急速に台頭する緩和観測に反論するつもりであれば、この機会を活用すると考えられる。

  エバコアISIのクリシュナ・グハ、アーニー・テデスキ両氏は「米金融当局が嫌々ながら9月を皮切りに3回利下げする基本シナリオを今では想定している」とした上で、「ただ、連邦公開市場委員会(FOMC)がまだこうした結論に達したとは考えていない。金利を据え置いたままでやり過ごせる可能性もかなりある」と付け加えた。

Short-dated Treasury yield has fallen for five straight days

  今年のFOMCで投票権を持つセントルイス連銀のブラード総裁は3日、貿易戦争の激化に伴う景気下振れリスクに対処するため、「近く」利下げが必要になるかもしれないと述べた。市場の見方を実質的に追認した形だ。

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)の米金利戦略責任者、 マーク・カバナ氏は「市場では、米金融当局が利下げするとの確信が強まっている」と電子メールで指摘。「唯一の疑問はそれがどの程度早くて、どのくらいの規模となるかだ」とコメントした。

米金融当局:利下げ余地限られる中、将来の景気対策の考察深める

Amount of easing priced in has surged over past two days

原題:Markets Are Screaming Rate Cuts. It’s the Fed’s Turn to Respond(抜粋)

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