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きょうの国内市況(6月3日):株式、債券、為替市場

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●日本株は続落、米中通商摩擦の激化や円高懸念-輸出や金融安い

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  東京株式相場は4日続落し、TOPIXは1500ポイントを割り込んだ。米国と中国との通商摩擦が激化しており、米長期金利の低下や為替の円高を受けて景気・業績懸念が強まった。電機や機械など輸出関連、商社など市況関連、銀行や証券といった金融株が売られた。

  • TOPIXの終値は前週末比13.32ポイント(0.9%)安の1498.96、1月4日以来の1500ポイント割れ
  • 日経平均株価は同190円31銭(0.9%)安の2万0410円88銭

  東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジストは「米中摩擦は深くなっている。このまま状況が悪化していけば投資家はリセッションを考えざるを得なくなる」と述べた。フェデックスのように中国が米の個別企業に狙いを定めると、「企業はサプライチェーンや生産体制を見直す必要が出てくる。その間は投資計画が狂い、景気に影響するリスクがある」とみる。

  • 東証33業種では証券・商品先物取引や石油・石炭製品、ガラス・土石製品、海運、電機、非鉄金属が下落
  • 電気・ガスや不動産、陸運は上昇

  
●債券は超長期中心に下落、オペ減額警戒感でーあすの10年入札も重し

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  債券相場は超長期債中心に下落。日本銀行が6月のオペ運営方針で超長期ゾーンの買い入れ回数を削減したことに加えて、明日の10年利付国債入札に向けた売り圧力が相場の重しとなった。

  • 新発20年債利回りは0.5ベーシスポイント(bp)高い0.295%
  • 新発30年債利回りは1bp高い0.46%、新発40年債利回りは一時2bp高い0.52%
  • 長期国債先物6月物の終値は前週末比6銭安の153円14銭。朝方に153円25銭と日中取引ベースで2カ月ぶりの高値を付けたが、その後は軟化し、午後は153円14銭まで下落

バンクオブアメリカ・メリルリンチの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト

  • 海外の利回りが大きく下げたので先物の買いが先行していたが、10年債入札を控えた水準調整で売りが出た感がある
  • 6月のオペ運営方針で超長期の買い入れ回数が削減されたことで、過度なフラット(平たん)化を避けたいという日銀の姿勢も確認された
  • さすがにここからフラットニングさせて買おうという動きは今は出にくい

日銀オペ

  • 対象は残存期間1年超5年以下と1年以下
  • 買い入れ額は1年以下が500億円、1-3年が3500億円、3-5年が4000億円と、前回から据え置き

●ドル・円は1月以来の安値圏、米金利低下・株安で108円台前半

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=108円台前半と1月以来の安値圏。米国による貿易戦争の拡大からリスク回避の流れが続き、米長期金利の低下や世界的な株安でドル売り・円買いが先行した。その後は、欧州時間に向けて値を戻す展開となっている。

  • ドル・円は午後4時1分現在、前週末比0.1%高の108円35銭。一時108円07銭と1月14日以来の安値を付けた後は下げ渋り、108円40銭まで買い戻された
  • ドルは全般的に売りが先行。ユーロ・ドルは一時1ユーロ=1.1190ドルと約1週間ぶりの水準までユーロ高・ドル安が進行
  • オーストラリア・ドルは対ドルで半月ぶり高値を記録。ドル安や中国の財新製造業購買担当者指数(PMI)が予想を上回ったことを手掛かりに一時0.3%高の1豪ドル=0.6960ドル


あおぞら銀行の諸我晃総合資金部部長

  • 108円どころまで売り込まれてもなんとか留まったので、買い戻しが入りやすい地合だったのと、株も少し落ち着いてきて、午前に発表された中国指標も若干予想よりは良かったということで人民元が買われたり、豪ドルが買われたりして、ロンドン時間に入り少し買い戻しが入り始めた
  • 今週は雇用統計含めて米経済指標で米経済の状況を判断していくことに。米供給管理協会(ISM)指数が悪いと108円を割れる可能性は十分あるし、逆にある程度の数字であれば今金利低下がオーバーシュートしている面もあるので、米金利とともにドル・円も戻っていくことも考えられる
  • もっとも、米中協議やメキシコにも関税ということなので、その辺のリスクでドル・円の上値は重く、まだ下値に警戒は必要
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