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イタリア財務相、EU宛て書簡草稿のリークは協議損なう-コリエレ紙

  • 財政規律違反に対する制裁は「常に敗北だと思う」とモスコビシ委員
  • 政権存続は減税にかかっているとサルビーニ副首相はあらためて主張

イタリアのトリア財務相は、欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会が同国の債務に懸念を示した書簡への返信内容が、草稿段階でメディアにリークされたことについて、欧州委との協議を損なうと語った。

  トリア財務相は同国紙コリエレ・デラ・セラとのインタビューで、「欧州委との協議にダメージを与えるのは間違いない。あのテキストは最終的なものではない。さまざまな可能な選択肢を盛り込んだ不完全なドラフトだ。公開を前提としたものではなく、外に漏らすべきでなかった」と発言した。

  欧州委宛ての書簡の草稿には、福祉関連支出削減への言及があったが、連立パートナーの反エスタブリッシュメント(既存勢力)政党「五つ星運動」の反対を受け、5月31日に公表された最終版からは削除された。

Italy's Finance Minister Giovanni Tria Interview

トリア財務相

  モスコビシ欧州委員(経済・財務・税制担当)は2日のフランス・アンテル・ラジオとのインタビューで、「制裁は常に敗北だと私は思う。それでも彼らが規則に全く従わないのであれば、欧州委とEU加盟各国は積極的に取り組まざるを得ないだろう」と述べた。

  一方、ANSA通信によれば、連立パートナーである「同盟」書記長を務めるサルビーニ副首相は、「減税の早期実施という約束を維持する限り」連立政権は前進すると2日にあらためて主張した。

原題:Italy’s Tria Says Leaked Letter to EU Hurts Negotiations (2)(抜粋)

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