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貿易戦争リスクで投資家警戒-アジア時間早朝は主要通貨横ばい

訂正済み
  • ドルは主要通貨に対しほぼ変わらず、安全資産の円も比較的安定
  • トレーダーは米中対立や米国の対メキシコ関税などの影響判断へ

投資家は貿易摩擦の激化が世界経済見通しにどのような影響を及ぼし得るかを注意深く見守っているが、アジア太平洋時間3日早朝の段階ではそれ以上の判断を控えている。先週は高リスク資産が売られた。

  主要通貨の大半はほぼ変わらずとなっている。ドルは主要通貨に対しほぼ横ばいであり、安全資産とされている円も比較的安定している。

  中国は2日、対米貿易協議の中断の責任は全て米国にあると主張し、週末に米中対立は深まった。トレーダーはほかにも米フェデックスに対する中国の動きや、トランプ大統領によるメキシコからの輸入品への関税賦課計画、米政府がインドを一般特恵関税制度(GSP)の対象から除外したことの影響を判断する必要がある。

  モルガン・スタンレーのチーフエコノミスト、チェタン・アーヤ氏(ニューヨーク在勤)は、「投資家は貿易摩擦が長引く可能性があるとみているが、世界のマクロ経済見通しに影響を及ぼす可能性を見落としているようだ」とし、「貿易を巡る緊張が高まれば、世界のマクロ経済循環はリスクにさらされるだろう。3四半期後にリセッション(景気後退)入りもあり得る」と指摘した。

  貿易を巡る見通しが悪化する中、米国債利回りは先週、5日間の下げ幅としては2014年以来の大幅な低下を記録。景気悪化が年内の米利下げを促すとの見方が強まった。先週はS&P500種株価指数も今年に入って最大の下げとなった。

原題:Trade-War Risk Has Investors on Alert as New Week Gets Underway(抜粋)

(更新前の記事で見出しを訂正済みです.)
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