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債券は超長期中心に下落、オペ減額警戒感でーあすの10年入札も重し

更新日時

債券相場は超長期債中心に下落。日本銀行が6月のオペ運営方針で超長期ゾーンの買い入れ回数を削減したことに加えて、明日の10年利付国債入札に向けた売り圧力が相場の重しとなった。

  • 新発20年債利回りは0.5ベーシスポイント(bp)高い0.295%
  • 新発30年債利回りは1bp高い0.46%、新発40年債利回りは一時2bp高い0.52%
  • 長期国債先物6月物の終値は前週末比6銭安の153円14銭。朝方に153円25銭と日中取引ベースで2カ月ぶりの高値を付けたが、その後は軟化し、午後は153円14銭まで下落

市場関係者の見方

バンクオブアメリカ・メリルリンチの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト
  • 海外の利回りが大きく下げたので先物の買いが先行していたが、10年債入札を控えた水準調整で売りが出た感がある
  • 6月のオペ運営方針で超長期の買い入れ回数が削減されたことで、過度なフラット(平たん)化を避けたいという日銀の姿勢も確認された
  • さすがにここからフラットニングさせて買おうという動きは今は出にくい

背景

  • 6月オペ運営方針
    • 残存10年超の買い入れ回数を3回に減少-5月は4回
    • 10年超25年以下の1回当たり買い入れ額レンジの上限を上方修正
    • その他の区分は回数と買い入れ額レンジ据え置き
    • 備考:日銀:6月国債買い入れ、残存10年超の回数減ー一部レンジ上限上げ
  • 4日の10年債入札
    • 354回債のリオープン発行、発行予定額は2兆1000億円程度
    • 足元の利回り水準で入札を迎えると2016年以来の低水準

日銀オペ

  • 対象は残存期間1年超5年以下と1年以下
  • 買い入れ額は1年以下が500億円、1-3年が3500億円、3-5年が4000億円と、前回から据え置き
  • 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧 (表)

海外市場の流れ

  • 5月31日の米10年物国債利回りは前日比9bp低下の2.12%程度と17年9月以来の低水準
  • 中国、今後の貿易協議で敬意求める-中断の責任は全て米国に
  • トランプ米大統領、対メキシコ関税で生産・雇用が米国に回帰と主張

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.180%-0.200%-0.095%0.295%0.460%0.515%
前週末比 横ばい 横ばい+0.5bp+0.5bp+1.0bp+1.5bp


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