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ミネアポリス連銀総裁、「そこまで考えていない」-利下げの必要性で

  • メキシコとの貿易摩擦は経済に打撃-カシュカリ総裁
  • 米労働市場は力強い-カシュカリ総裁はブルームバーグTVで発言

米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、低インフレや貿易摩擦の激化を巡る懸念は強まっているものの、金融当局が利下げを開始するには時期尚早との認識を示した。

  総裁は31日ブルームバーグテレビジョンに対し、低インフレと貿易摩擦の「どちらかが原因となり、金融政策の道筋が変わる可能性はある」としつつ、「私としてはまだそこまで考えていない。労働市場の力強さが続いているという事実に大きな安心感を覚えている」と述べた。

  カシュカリ総裁はハト派寄りの政策当局者で、来年の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で議決権を持つ。

  米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長は前日、米景気拡大へのリスクの高まりを認識した場合は、当局として金融政策緩和の用意があると述べ、利下げの可能性に扉を開いた。その一方で、米経済は「非常に良好な状態」にあるとも強調した。

カシュカリ総裁のインタビュー

  

  トランプ米大統領は前日、メキシコが米国への不法移民流入を止めるまで同国からの輸入品に関税を課し、関税率は当初の5%から最高25%まで引き上げる可能性があると表明した。

  カシュカリ総裁は「メキシコは中国とは状況が異なる」とし、米国とメキシコの経済関係の強さを指摘。「メキシコとの間で関税の対立が起きれば、米経済への打撃はずっと大きくなり、企業景況感にもより直接的な影響が及びかねないと個人的に考えている。そうなれば企業の間ではコスト削減が進み、結果的に景気減速につながる恐れがある」と述べた。

原題:Kashkari Says He’s ‘Not Quite There Yet’ on Need for Fed Cut(抜粋)

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