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きょうの国内市況(5月31日):株式、債券、為替市場

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●日本株大幅続落、メキシコ関税が自動車直撃ー円高進み輸出関連に売り

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  東京株式相場は大幅続落。トランプ米政権がメキシコ製品に5%の関税を課すと表明したほか、中国が対米レアアース(希土類)輸出制限の計画を準備していることが分かり、貿易問題拡大への懸念が広がった。メキシコで車を生産する自動車関連株の下げが大きいほか、ドル109円割れで電機など輸出株も値を崩した。

  • TOPIXの終値は前日比19.70ポイント(1.3%)安の1512.28
  • 日経平均株価は同341円34銭(1.6%)安の2万0601円19銭
  • TOPIXは1月4日以来、日経平均は2月8日以来の低水準

  セゾン投信の瀬下哲雄運用部長は、「米国のメキシコ関税はネガティブサプライズ。リスクオフの流れが強まり、為替が円高に振れたことで日本株にはダブルパンチとなった」と指摘。米国の貿易交渉では「一度妥結したメキシコを再度攻撃したことから、どこの国に対しても強硬姿勢で臨むことが確認された。先送りとなった日米交渉も急変する可能性が懸念される」という。

  • 東証1部33業種は輸送用機器、鉱業、石油・石炭、保険、ゴム製品、鉄鋼、非鉄金属が下落率上位

  
●債券上昇、米金利低下や円高・株安でー超長期は2016年以来の低利回り

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  債券相場は上昇。超長期債利回りは2016年以来の低水準を付けた。米国のメキシコに対する関税表明で世界的な景気懸念が強まり、米国の長期金利が一段と低下したことに加え、円高進行や株安を受けて買いが優勢となった。日本銀行が実施した国債買い入れオペで需給の引き締まりが示されたことを受けて午後は相場が一段高となった。

  • 長期国債先物6月物の終値は前日比18銭高の153円20銭。一時153円23銭と日中取引ベースで3月末以来の高値
  • 新発10年物354回債利回りは1.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.100%
  • 新発20年債利回りは0.29%と16年8月以来の低水準。新発30年債利回りは一時0.45%と同年10月、新発40年債利回りは0.51%と同年9月以来の低水準を付けた

みずほ証券の上家秀裕債券ストラテジスト

  • 米長期金利がここまで一気に下がるのかといった印象で、ネガティブな材料に金利低下で反応しやすくなっている
  • トランプ大統領が通商面でかなり強硬姿勢なので、債券市場は経済のダウンサイドリスクを強く織り込みにいっているような感じだ

日銀買いオペ

  • 対象は残存期間5年超10年以下、10年超25年以下と25年超。買い入れ額はそれぞれ前回から据え置き
  • 結果は応札倍率が各期間で低下し、残存5ー10年は1.60倍と2013年5月以来の低水準と売り意欲の弱さを示唆
  • 午後5時に6月の国債買い入れの運営方針を公表 

●円全面高、貿易戦争拡大懸念し対ドルで108円台-メキシコペソ急落

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  東京外国為替市場では円が全面高。トランプ米大統領がメキシコに対する関税賦課を発表し、貿易戦争の拡大懸念からリスク回避の動きが再燃した。レアアースを巡る米中対立激化懸念も加わり、ドル・円は約4カ月ぶりに1ドル=109円台を割り込んだ。

  • ドル・円は午後3時31分現在、前日比0.6%安の1ドル=108円95銭。朝方つけた109円62銭から一時は108円87銭と2月1日以来の水準まで円高が進行
  • オーストラリアドル・円は一時0.7%安の1豪ドル=75円25銭と1月4日以来の豪ドル安・円高水準
    • 中国製造業購買担当者指数(PMI)の予想以上の悪化で中国景気減速懸念も重しに
  • ユーロ・円は一時0.7%安の1ユーロ=121円18銭と1月3日以来のユーロ安・円高水準
  • メキシコ・ペソは昨年10月以来の大幅安。 一時2.6%安の1ドル=19.64ペソと1月4日以来の水準までドル高・ペソ安が進行

三菱UFJ銀行グローバルマーケットリサーチの内田稔チーフアナリスト

  • これで米国の対中関税第4弾の可能性もやはり高いと市場は改めて認識したと思う。時間も足りず、何か合意できるものがないとすると、G20(20カ国・地域首脳会議)で米中首脳会談自体行われるのかも非常に不透明。円全面高がしばらく続くだろう
  • 一方で、イタリア財政やブレグジットで欧州通貨が軟調、豪利下げ観測で豪ドルは上昇が難しい状況で、相対的な高金利通貨というドル人気は一定程度維持されよう。ドル・円もこのまま走る感じではない
  • 今晩の米個人消費支出(PCE)デフレーターの伸びが非常に鈍いと米金利は低下。米国さえ減速との見方から株もさえず、ドル・円にはダブルで下押し圧力に

  

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