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債券弱気派、駆逐される-米国債利回り4%は夢のまた夢

  • 米10年債利回り、昨年10月ピークから1ポイント余り低下
  • ルーミス・セイレスやフランクリン・テンプルトンには悪夢か

債券に弱気の投資家にとって、形勢はどんどん悪くなっているようだ。米国債をロング(買い持ち)にする取引は意外にも、2019年の勝ち組となっている。ブルームバーグ・バークレイズ米国債指数は年初来3.6%上昇。世界ソブリン債の別の指数も2.2%上昇と好調だ。

  フランクリン・テンプルトンやルーミス・セイレスなど、米国債に弱気のポジションを積み上げてきた投資家には悪夢だ。債券相場上昇の中で米10年債利回りは、昨年10月に付けたピークの3.26%から1ポイント余り低下。投資家は今、2%を下回るかどうかに臆測を巡らせている。

  ルーミス・セイレスのダン・ファス副会長は利回りが4%に向かうと考えていた1人だが、この予想については負けを認めた。早期の米中通商合意の可能性が遠のく中で、金利の軌道は根本的に変わったと同氏は述べた。

  「昨年10月には米金融当局が利上げを続け10年債利回りは4%程度に達すると思っていたが、それは貿易戦争で悪いことが起こらないことが前提だった」と、ファス氏は29日に電話で語った。

  ファス氏同様、昨年10月に10年債利回りは「簡単に4%を超えるだろう」と発言していたマイケル・ハッセンスタブ氏が運用するテンプルトン・グローバル・ボンド・ファンドは、過去1カ月の成績がマイナス1.3%と低迷した。今年2月のブルームバーグとのインタビューでも同氏は年内の米利上げ継続を予想していた。

  10年債利回りを動かす主な要素は成長とインフレ見通し、米金融政策見通し、長期債保有のために投資家が求める上乗せ利回り(タームプレミアム)の4つ。モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントの債券ポートフォリオマネジャー、ジム・キャロン氏は、この4つが「全て、下を指している。利回りは低下するだろう」と述べた。

Wagering against Treasuries is becoming a fool's errand
Speculators are short 10-year Treasuries; asset managers' less long
Growth risks among forces buoying purchases of U.S. Treasuries

原題:Bond Bears Chased Off as Dreams of 4% Treasury Yields Vanish (1)(抜粋)

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