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米国の石油精製業者に大打撃も-メキシコ産原油も関税対象なら

  • シェルとバレロ、シェブロンのメキシコ産原油輸入量が最も多い
  • トランプ大統領が30日夜にツイッターで対メキシコ関税を発表

トランプ米大統領が公表した5%の対メキシコ関税の対象に同国産原油が含まれる場合、米国の石油精製業者が打撃を受ける恐れがある。

  トランプ大統領はツイッターへの投稿で対メキシコ関税を発表したが、詳細は示していない。メキシコは米国の輸入の約10%を占める。 メキシコ湾岸の製油所ではメキシコ産マヤ原油が精製され、ガソリンやディーゼル燃料が生産されている。

  ブルームバーグの集計データによると、5%の関税が発動されれば、30日時点でバレル当たり約60ドル相当だったマヤ原油のコストを3ドル程度押し上げる。オイル・アナリティクスのデータによれば、マヤ原油を使用して燃料を生産する際の利ざやはバレル当たり6.50ドルであり、原油コストが上昇すれば、利ざやがほぼ半減することになりかねない。

  米国の指標原油であるウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物はトランプ大統領のツイートの後、一時1.6%下落した。

Tariff Hit?

Shell, Valero top U.S. importers of Mexican crude in February

Source: EIA

  ロイヤル・ダッチ・シェルとメキシコ石油公社(ペメックス)との合弁事業であるテキサス州ディアパークの製油所が、最も打撃を受けることになりそうだ。シェルはメキシコ産原油の輸入量が最も多く、米エネルギー情報局(EIA)によると、2月は日量14万8000バレルだった。米社のバレロ・エナジーとシェブロンがこれに続き、輸入量は合計で日量20万バレル余りに上る。

原題:Trump Tariff on Mexican Oil Would Slam U.S. Gulf Refiners(抜粋)

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