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【米国株・国債・商品】S&P500種下落、月間で今年最大-国債急伸

更新日時
Pedestrians walk along Wall Street near the New York Stock Exchange.

Pedestrians walk along Wall Street near the New York Stock Exchange.

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Pedestrians walk along Wall Street near the New York Stock Exchange.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

31日の米株式相場は反落。S&P500種株価指数は週間ベースでは昨年12月以降で最大の下落となった。一方、米国債は4営業日続伸。貿易摩擦の激化が背景。原油相場は大幅下落した。

  • 米国株は反落、S&P500は週間・月間で今年最大の下落
  • 米国債は続伸、10年債利回り2.13%
  • NY原油先物は急落、貿易戦争懸念で
  • NY金先物は続伸、米国の対メキシコ関税警告で逃避需要

  S&P500種は5月の下落率が6.5%を超え、月間ベースでも今年最大の下落。トランプ米大統領がメキシコからの全製品に上乗せ関税を課すと警告したことが背景。ダウ工業株30種平均は週間では2011年以降で最長の6週連続下落。

  S&P500種は前日比1.3%安の2752.06。ダウ平均は354.84ドル(1.4%)下げて24815.04ドル。ナスダック総合指数は1.5%下落。ニューヨーク時間4時37分現在、米10年債利回りは8ベーシスポイント(bp、1bp)低下の2.13%。月初には2.50%をつけていた。米国債には逃避需要の買いが入った。

  米10年債利回りは週間で2014年以来の大幅低下。リセッション(景気後退)への警戒が広がる中、市場は年内2回の利下げ確率を100%織り込んだ。クレジット市場の恐怖指数はほぼ3週間ぶりの大幅な動きとなり、高格付けおよびジャンク(投機的格付け)等級の債券市場は1月以降で最もリスクが高くなっていることを示した。

  フェデレーテッド・インベスターズの運用担当者、スティーブ・キアバローン氏はブルームバーグとのインタビューで、「悪いニュースが出ると、一息入れて本当に悪いのか理解しようとする。今回のは相当悪いようだ」と指摘。「昨夜浮上したのは先行きを予測することが不可能だという状況であり、市場にはプラスにならない」と述べた。

Second-Worst May for S&P 500 Since 1960s

  ニューヨーク原油先物相場は大幅続落。トランプ大統領が不法移民を理由にメキシコに対する関税賦課を警告したことで、世界的な貿易摩擦がエスカレートし、エネルギー需要見通しが悪化するとの見方が広がった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は3.09ドル(5.5%)安の1バレル=53.50ドル。月間では16%安と、5月としては2012年以来の大幅下落となった。ロンドンICEの北海ブレント7月限は前日比2.38ドル下げて64.49ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。トランプ大統領がメキシコ製品に5%の関税をかける計画を表明したことで金融市場が動揺、逃避先資産としての金が買われた。金はこれまで、ドル高によって圧迫されていた。中国が国内企業の利益を害する外国企業のリストを作成すると明らかにしたことも、世界的な不透明感を高めた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は1.4%高の1オンス=1311.10ドル。中心限月としては4月10日以来の高値。月間では2%の上昇。

原題:Stocks Cap Worst Month of Year, Treasuries Surge: Markets Wrap(抜粋)
Crude Stumbles to Worst May in Seven Years on Trade-War Anxiety
Gold Climbs as Trump’s Mexico Threat Shows ‘No Country Is Safe’

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