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1位の米国に中国が迫る、3位は日本-アジア太平洋の影響力番付

  • 豪ローウィー研究所が「アジアパワー指数」を公表
  • 日本はアジアにおけるリベラル秩序のリーダーになったと研究所
トランプ大統領と安倍首相

トランプ大統領と安倍首相

Photographer: Charly Triballeau/AFP
トランプ大統領と安倍首相
Photographer: Charly Triballeau/AFP

アジア太平洋地域への影響力で米国に勝る国はないが、トランプ米大統領の保護主義的な貿易政策を背景に中国の力が増している。オーストラリアのシンクタンク、ローウィー研究所が29日、リポートで指摘した。

  シドニーを本拠とする同研究所が公表した2回目の年次「アジアパワー指数」によれば、米中に続く3位が日本。歴史的な米朝首脳会談の効果もあり、北朝鮮は順位を上げた。同研究所は「米中間の力の差縮小を米国が止める可能性は低い」というのが大方のシナリオだと説明、トランプ政権の貿易戦争重視は経済関係における「米国の顕著な影響力低下」の反転にほとんど寄与していないと論じた。

  ローウィー研究所は軍事力や防衛ネットワーク、経済資源・関係、外交・文化的影響力などの指標に基づき25カ国・地域のランク付けを行い指数化。大半の指標で米中が首位争いをしている。昨年導入されたアジアパワー指数で、今回は中国と北朝鮮が最も大きく躍進。アジアにおけるリベラルな秩序のリーダーになったのが日本だと同研究所はみている。

Beyond The Trade War

Top 20 powers in Asia-Pacific, ranked in resource and influence measures

Source: Lowy Institute Asia Power Index

  リポートによれば、中国が「急速」に米国に迫っているが、「中国政府は政治・構造的な課題に直面しているため、地域で紛れもない優位性を確立するのは困難かもしれない」とも警告した。

  米中日に続く4位はインド。ロシア、韓国、豪州、シンガポール、マレーシア、タイの順でトップ10入りを果たした。

  外交で国益を伸ばすのに優れた政治指導者のランク付け調査では、中国の習近平国家主席が1位となった。2位は安倍晋三首相。シンガポールのリー・シェンロン首相、ニュージーランドのアーダン首相、ロシアのプーチン大統領と続いた。

原題:U.S. Still Top in Asia-Pacific But China Rising, Think Tank Says(抜粋)

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